国際化学物質安全性カード

o-ニトロトルエン ICSC番号:0931
o-ニトロトルエン
o-NITROTOLUENE
2-Nitrotoluene
1-Methyl-2-nitrobenzene
o-Methylnitrobenzene
o-Mononitrotoluene
ONT
C7H7NO2 / C6H4(CH3)(NO2)
分子量:137.1
CAS登録番号:88-72-2
RTECS番号:XT3150000
ICSC番号:0931
国連番号:1664
EC番号:609-006-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
裸火禁止酸化剤との接触禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 酸、酸化剤と接触すると火災や爆発の危険性がある。

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ
作業環境管理を厳密に

吸入 頭痛、紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚、めまい、息苦しさ。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。応急処置を行うときは保護手袋を着用する。
発赤、痛み。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・自給式呼吸器付化学保護衣。

・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・床面に沿って換気。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 45-46-22-62-51/53
 S : 53-45-61
 Note : C
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0931 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

o-ニトロトルエン ICSC番号:0931











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある黄色〜無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
強酸化剤や還元剤、酸、塩基と接触すると分解し、有毒なフュームを生じ、火災や爆発の危険をもたらす。ある種のプラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。燃焼すると窒素酸化物、一酸化炭素を生成する。

許容濃度:
TLV:2 ppm(TWA) (皮膚);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2008)。

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:2;生殖細胞変異原性グループ:3B (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼を刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肝臓、血液、精巣に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:222℃
・融点:−10℃
・比重(水=1):1.16
・水への溶解度:0.044 g/100 ml (20℃)
・蒸気圧:0.02 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.73
・引火点:95℃(c.c.)
・発火温度:420℃
・爆発限界:1.47〜8.8 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.3
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。

・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・暴露の程度によっては定期検診が必要である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S1664-L または 61GT1-II
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性) 2;F(燃焼危険性) 1;R(反応危険性) 4
付加情報


ICSC番号:0931
更新日:2000.04
o-ニトロトルエン
© IPCS, CEC, 1993

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