国際化学物質安全性カード

ナレド ICSC番号:0925
ナレド
NALED
1,2-Dibromo-2,2-dichloroethyl dimethyl phosphate
C4H7Br2Cl2O4P
分子量:380.8
CAS登録番号:300-76-5
RTECS番号:TB9450000
ICSC番号:0925
国連番号:3018
EC番号:015-055-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。
有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発


身体への暴露
作業環境管理を厳密に
青少年、小児への暴露を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 縮瞳、筋痙攣、流涎、発汗、吐き気、嘔吐、めまい、痙攣、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み。他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。
顔面シールド、または眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、嘔吐、下痢。
「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を密閉式 容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・液体の場合:漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集め、残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・強酸化剤、強酸、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。
・密封。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 21/22-36/38-50
 S : (2-)36/37-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0925 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ナレド ICSC番号:0925











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色〜黄色の液体または白色結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱、または酸、酸化剤、水と接触すると分解し、有毒で腐食性のフューム(臭化水素、ヨウ化水素、リン酸化物など)を生じる。水と接触するとジクロルボス、ジクロロアセトアルデヒドを生成する。金属、プラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV:0.1 mg/m3 (TWA)(吸引性画分および蒸気); (皮膚); A4(人における発がん性が分類できていない物質); SEN(感作物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2008)。
(訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)

MAK:(吸引性画分) 1 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(2);皮膚吸収(H);皮膚感作(Sh);妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。しかし、噴霧あるいは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。神経系に影響を与え、痙攣、呼吸機能低下を生じることがある。コリンエステラーゼ阻害。許容濃度をはるかに超えて暴露すると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
コリンエステラーゼ阻害剤。影響が蓄積される可能性がある。「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・沸点:110℃(0.066kPa)
・融点:26.5〜27.5℃
・比重(水=1):1.96(25℃)
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.26 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):13.2
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.38
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある。ミツバチへの影響にとくに注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
・ナレドの分解産物であるジクロルボス[ICSC番号 0690]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61GT6-III
付加情報


ICSC番号:0925
更新日:2005.04
ナレド
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所