国際化学物質安全性カード

クロロアセチルクロリド ICSC番号:0845
クロロアセチルクロリド
CHLOROACETYL CHLORIDE
Chloroacetic acid chloride
Monochloroacetyl chloride
C2H2Cl2O / ClCH2COCl
分子量:112.9
CAS登録番号:79-04-9
RTECS番号:AO6475000
ICSC番号:0845
国連番号:1752
EC番号:607-080-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:水は不可、水系消化薬剤は不可、粉末消化薬剤、二酸化炭素、水溶性液体消化薬剤使用。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、息苦しさ、灼熱感、紫色(チアノーゼ)の唇や爪、息切れ、咽頭痛。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み、重度の皮膚熱傷、水疱。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
痛み、発赤、かすみ眼、重度の熱傷。
顔面シールド 眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛、下痢、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせない。何も飲ませない。
医療機関に連絡する(「注」参照)。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を乾燥砂で覆う。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集め、安全な場所に移す。
液体に向けて水を噴射してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・乾燥。
・換気のよい場所に保管。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T,C,N
 R : 14-23/24/25-35-48/23-50
 S : 1/2-7/8-9-26-36/37/39-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0845 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロアセチルクロリド ICSC番号:0845











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色〜黄色の液体

物理的危険性:
蒸気は空気より重い。

化学的危険性:
加熱すると分解し、ホスゲン、塩化水素などの有毒で腐食性のフュームを生じる。水、アルコール、金属粉末、多くの有機物と激しく反応し、中毒または火災や爆発の危険をもたらす。空気に触れると、腐食性のガスを発生する。

許容濃度:
TLV:0.05 ppm(TWA);0.15 ppm(STEL);(皮膚) (ACGIH 2007)。

MAK:IIb(MAK値は設定されていないが、資料は入手可能である);皮膚吸収(H) (DFG 2008)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気やエーロゾルの吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
催涙性。眼を刺激し、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると腐食性を示す。蒸気またはエーロゾルを吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。
心血管系に影響を与えることがある。 許容濃度をはるかに超えて暴露すると、死に至ることがある。 これらの影響は遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。反復または長期の暴露により、肺が冒されることがある。

物理的性質
・沸点:106℃
・融点:−21.8℃
・比重(水=1):1.4
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:2.5 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.9
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.07
環境に関する
データ

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61G61a
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)1;
付加情報


ICSC番号:0845
更新日1998.03
クロロアセチルクロリド
© IPCS, CEC, 1993

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