ニトロエタン
ICSC:0817
NITROETHANE
ピアレビュー:2013/04/12
CAS登録番号:79-24-3
RTECS番号:KI5600000
国連番号:2842
EC番号:609-035-00-1
EINECS番号:201-188-9
化学式:C2H5NO2 / CH3CH2NO2
分子量:75.1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 引火性。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止、火花禁止、禁煙。塩基、可燃性物質または酸化剤との接触禁止。 粉末消火剤、泡消火剤、二酸化炭素、水噴霧を使用する。
爆発 28℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。多くの物質と接触すると、爆発の危険性がある。「化学的危険性」参照。 28℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露 ミストの発生を防ぐ!
吸入 咳、咽頭痛、嗜眠、意識喪失。 換気、局所排気または呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!
発赤。
保護手袋。 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。 安全ゴーグルを着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズを外す)、医療機関に連絡する。
経口摂取 咽頭痛、腹痛、紫色(チアノーゼ)の唇/爪/皮膚。他の症状については「吸入」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。 口をすすぐ。吐かせない。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。「注」参照。
漏洩物処理 包装・表示
・換気
・すべての発火源を取り除く
・下水に流してはならない
・おがくずや他の可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集め、残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管および処理する
・EU分類
記号:Xn; R:10-20/22; S:(2)-9-25-41
・国連分類
国連危険物分類:3; 国連包装等級:III
・GHS分類
注意喚起語:警告
引火性液体および蒸気
飲み込むまたは吸入すると有害
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)2; F(燃焼危険性)3; R(反応危険性)3 ・耐火設備
・密封
・「化学的危険性」記載物質から離しておく
重要データ
≪物理的状態;外観≫
特徴的な臭気のある無色の液体。

≪物理的危険性≫

≪化学的危険性≫
高温へと急速に加熱すると、爆発するおそれがある。 本物質と無機強アルカリ、酸、アミンと重金属酸化物の化合物が混合すると、衝撃に敏感になる。 燃焼すると分解し、有毒な窒素酸化物のフュームが生じる。 塩基、可燃性物質および酸化剤と反応し、火災や爆発の危険をもたらす。 ある種のプラスチックを侵す。

≪許容濃度≫
TLV:100 ppm, 307 mg/m3 (TWA); (ACGIH 2012)。
EU OEL:20 ppm, 62 mg/m3 (TWA); 100 ppm, 312 mg/m3 (STEL); SCOEL勧告あり。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取および経皮。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化すると、空気が汚染されて、急速に有害濃度に達する。

≪短期暴露の影響≫
眼および気道を刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビン生成をきたす場合がある。 高濃度で暴露すると、意識低下を引き起こすことがある。 これらの影響は遅れて現われる場合がある。 医学的な経過観察が必要である。

≪長期または反復暴露の影響≫
上気道、血液、肝臓および腎臓に影響を与えることがある。

物理的性質 環境影響データ
・沸点:114℃
・融点:−90℃
・比重(水=1):1.05
・水への溶解度:4.5 g/100ml (20℃)
・蒸気圧:2.08 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.6
・蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03 (20℃)
・引火点:28℃ (c.c.)
・発火温度:410℃
・爆発限界:3.4〜? vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.2
・粘度:0.644 mm2/s (20℃)
・密度:1.051 g/cm3
・火災時、完全に冷却した後に、容器が損傷していないもののみを取り扱うこと
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である(指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく)
・メトヘモグロビン血症に、メチレンブルー療法を用いる
付加情報

IPCS
International
Programme on
Chemical Safety
WHO ILO EC
Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety and the European Commission
© IPCS 2004-2012
LEGAL NOTICE
Neither the EC nor the IPCS nor any person acting on behalf of the EC or the IPCS is responsible for the use which might be made of this information.

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所