国際化学物質安全性カード

ディルドリン ICSC番号:0787
ディルドリン
DIELDRIN
1,2,3,4,10,10-Hexachloro-6,7-epoxy-1,4,4a,5,6,7,8,8a-octahydro-endo-1,4-exo- 5,8-dimethanonaphthalene
3,4,5,6,9,9-Hexachloro-1a,2,2a,3,6,6a,7,7a-octahydro-, (1aalpha,2゚,2aalpha,3゚,6゚,6aalpha,7゚,7aalpha)-2,7:3,6-dimethanonaphth(2,3-b)oxirene
HEOD
C12H8Cl6O
分子量:380.9
CAS登録番号:60-57-1
RTECS番号:IO1750000
ICSC番号:0787
国連番号:2761
EC番号:602-049-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:全ての消火薬剤の使用可。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
作業環境管理を厳密に
青少年、小児への暴露を避ける

吸入 「経口摂取」参照。
換気(粉末でない場合)。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「経口摂取」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。療機関に連絡する。

安全ゴーグル、顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 痙攣、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、単収縮。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせない。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
下水に流してはならない
・こぼれた物質を密閉式 容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。)

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・換気のよい場所に保管。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 25-27-40-48/25-50/53
 S : (1/2-)22-36/37-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0787 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ディルドリン ICSC番号:0787











物理的状態; 外観:
無色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(塩化水素など)を生じる。酸化剤、酸と反応する。保管中、塩化水素を徐々に生成し、金属を侵す。

許容濃度:
TLV:0.25 mg/m3 (TWA); (皮膚); A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2007)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:(吸入性画分) 0.25 mg/m3; 皮膚吸収(H); ピーク暴露限度カテゴリー:II(8) (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし噴霧すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
中枢神経系に影響を与え、痙攣を生じることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
人の体に蓄積する。影響が蓄積される可能性がある。
「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・融点:175〜176℃
・密度:1.7 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.0004 Pa(20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):6.2
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある。ミツバチ、鳥類への影響にとくに注意すること。
・人にとって重要な食物連鎖において、とくに水生生物で生物濃縮が起こることがある。
・環境中に放出しないように強く勧告する。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・Alvit、Dieldrex、Dieldrite、Illoxol、Octalox、Panoram、Quintox はいずれも商品名である。
・アルドリン[ICSC番号 0774]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61G41b
付加情報


ICSC番号:0787
更新日:1998.03
ディルドリン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所