国際化学物質安全性カード

アンチモン ICSC番号:0775
アンチモン
ANTIMONY
Antimony black
Antimony regulus
Stibium
Sb
原子量:121.8
CAS登録番号:7440-36-0
RTECS番号:CC4025000
ICSC番号:0775
国連番号:2871
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 特定の条件下で可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
酸化剤、ハロゲン、酸との接触禁止
水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。酸、ハロゲン、酸化剤と接触すると火災や爆発の危険性がある。
粉塵の堆積を防ぐ。密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。

身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ

吸入 咳。
「経口摂取」参照。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。
皮膚
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または粉末の場合には、呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、嘔吐、下痢。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。気分がすぐれない場合は、医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク。
・こぼれた物質を密閉式の容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。

・酸化剤、酸、ハロゲン、食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0775 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アンチモン ICSC番号:0775











物理的状態; 外観:
銀〜白色で光沢がある、堅いがもろい塊状物、または暗灰色の粉末

物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると、有毒なフューム(アンチモン酸化物[ICSC番号 0012])を生成する。酸化剤、酸、ハロゲン、金属粉末と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。酸と接触すると、有毒なガス(スチビン[ICSC番号 0776])を発生することがある。

許容濃度:
TLV:0.5 mg/m3 (TWA) (ACGIH 2007)。

MAK:発がん性カテゴリー:2; 生殖細胞変異原性グループ:3B (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入。

吸入の危険性:
拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼に機械的刺激を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触、とくにフュームへの暴露により、皮膚炎を引き起こすことがある。肺に影響を与え、塵肺症を生じることがある。

物理的性質
・沸点:1635 ℃
・融点:630 ℃
・密度:6.7 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
環境に関する
データ

・他の沸点:1325℃、1440℃、1587 ℃、1750℃。
・このカードは金属アンチモンにのみ適用するよう勧める。三酸化アンチモン[ICSC番号 0012]、三塩化アンチモン[ICSC番号 1224]、五フッ化アンチモン[ICSC番号 0220]、水素化アンチモン(スチビン)[ICSC番号 0776]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61GT5-III
付加情報


ICSC番号:0775
更新日:2006.10
アンチモン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所