国際化学物質安全性カード

ヒ酸カルシウム ICSC番号:0765
ヒ酸カルシウム
CALCIUM ARSENATE
Tricalcium arsenate
Calcium ortho-arsenate
Ca3(AsO4)2
分子量:398.1
CAS登録番号:7778-44-1

ICSC番号:0765
国連番号:1573
EC番号:033-005-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を用いる。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける

吸入 咳、咽頭痛。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。体調がよくないと感じた場合は医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールドまたは呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関に連絡する。
経口摂取 腹痛、下痢、嘔吐、咽喉や胸部の灼熱感、頭痛、脱力感、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具: 空気中濃度に応じた粒子用フィルター付きマスク。
この物質を環境中に放出してはならない
・特殊装置(注参照)で吸引または注意深く容器へ掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・酸、食品や飼料から離しておく。
・密封。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 45-23/25-50/53
 S : 53-45-60-61
 Note : A; E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:どくろ-健康有害性
  飲み込むと有毒
  眼刺激
  発がんのおそれ
  生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い
  飲み込むと胃腸管への障害
  長期にわたるまたは反復暴露により臓器への障害
  長期的影響により水生生物に有害のおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0765 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ヒ酸カルシウム ICSC番号:0765











物理的状態; 外観:
無色〜白色の非結晶性粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると、有毒なフュームを生じる。酸と反応し、有毒で引火性のアルシン[ICSC番号 0222]を生成する。

許容濃度:
TLV:(Asとして) 0.01 mg/m3;A1(人における発がん性が確認されている物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2010)

MAK:発がん性カテゴリー:1; 生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2009

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、吸入および経口摂取。

吸入の危険性:
特に粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼および気道を刺激する。胃腸管に影響を与え、重度の胃腸炎、水分や電解質の喪失、心臓障害、ショックを生じることがある。許容濃度をはるかに超えて暴露すると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
皮膚、粘膜、末梢神経系、骨髄、肝臓に影響を与え、色素異常、過角化症、鼻中隔穿孔、神経障害、貧血、肝臓障害を生じることがある。人で発がん性を示す。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:分解する
・融点:1455℃
・密度:3.62 g/cm3
・水への溶解性:非常に溶けにくい
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。水生生物への影響にとくに注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質の吸引に家庭用掃除機を使用してはならない。特殊装置のみ使用すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
付加情報


ICSC番号:0765
更新日:2011.06
ヒ酸カルシウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所