国際化学物質安全性カード

クロロアセトン ICSC番号:0760
クロロアセトン
CHLOROACETONE
1-Chloro-2-propanone
Acetonyl chloride
Monochloroacetone
C3H5ClO / ClCH2COCH3
分子量:92.5
CAS登録番号:78-95-5
RTECS番号:UC0700000
ICSC番号:0760
国連番号:1695 (安定型)
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発 35℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
35℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 

吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み、水疱(「注」参照)。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、流涙、痛み、熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関に直ちに連絡する。
経口摂取 咽喉や胸部の灼熱感。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。気分がすぐれない場合は、医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・すべての発火源を取り除く。
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・個人用保護具:有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク。
・換気。
・漏れた液をふた付きの容器に集める。残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・安定化した状態でのみ貯蔵。
・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・暗所に保管。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3 and 8
・国連包装等級(UN Packing Group):I
・GHS 分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-どくろ-腐食性
  引火性液体および蒸気
  飲み込むと有害
  皮膚に接触すると生命に危険
  蒸気を吸入すると生命に危険
  重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  呼吸器への刺激のおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0760 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロアセトン ICSC番号:0760











物理的状態; 外観:
刺激臭のある無色の液体。光に暴露すると暗色になる

物理的危険性:


化学的危険性:
光影響下で徐々に重合する。加熱あるいは燃焼すると分解し、火災や爆発の危険を伴う。

許容濃度:
TLV:1 ppm (天井値) (皮膚) (ACGIH 2006)。

MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
催涙性。眼、皮膚、気道を重度に刺激する。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:120℃
・融点:-45℃
・比重(水=1):1.1
・水への溶解度:10 g/100 ml (20℃)
・蒸気圧:1.5 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.2
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03
・引火点:35 ℃ (c.c.)
・発火温度:610 ℃
・爆発限界:3.4〜? vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.28
環境に関する
データ

・液体との接触から数時間経過するまで水疱が形成されないことがある。
・この物質は可燃性で、引火点< 61℃であるが、文献では爆発限界は不明である。
・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61GTFC-I
付加情報


ICSC番号:0760
更新日:2006.10
クロロアセトン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所