国際化学物質安全性カード

チラム ICSC番号:0757
チラム
THIRAM
Tetramethylthiuram disulfide
Bis (dimethylthiocarbamoyl) disulfide
TMTD
Tetramethylthioperoxydicarbonic diamide (((H2N)C(S))2S2)
C6H12N2S4 / (CH3)2N-CS-S-S-CS-N(CH3)2
分子量:240.4
CAS登録番号:137-26-8
RTECS番号:JO1400000
ICSC番号:0757
国連番号:3077
EC番号:006-005-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。
粉塵の堆積を防ぐ;密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。

身体への暴露
あらゆる接触を避ける(妊娠中の)女性への暴露を避ける

吸入 錯乱、咳、めまい、頭痛、咽頭痛。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・自給式呼吸器付化学保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない

・酸、強酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 20/22-36/38-43-48/22-50/53
 S : (2-)26-36/37-60-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):9
・国連包装等級(UN Pack Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0757 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

チラム ICSC番号:0757











物理的状態; 外観:
無色の結晶

物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒なフューム(イオウ酸化物、ニ硫化炭素など)を生じる。強酸化剤、酸、酸化性物質と反応する。

許容濃度:
TLV:1 mg/m3(TWA) A4 (ACGIH 2004)
MAK: Inhalable fraction, 5 mg/m3; Sh; Peak limitation category: II(1); Pregnancy risk group:D (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし、とくに粉末の場合、噴霧もしくは拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある。甲状腺、肝臓に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:129℃(2.6kPa)
・融点:155〜156℃
・密度:1.3 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:無視できる (20℃).38
・引火点:89℃ (C.C.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.82
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける。

・文献に記載された物性はばらばらである。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
・アルコール飲料の使用により有害作用が増大する。
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−90GM7-III
付加情報


ICSC番号:0757
更新日:2000.04
チラム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所