国際化学物質安全性カード

クロロベンジレート ICSC番号:0749
クロロベンジレート
CHLOROBENZILATE
Ethyl 4,4'-dichlorobenzilate
Benzilic acid, 4,4'-dichloro-, ethyl ester
Ethyl 2-hydroxy-2,2-bis(4-chlorophenyl)acetate
C16H14Cl2O3
分子量:325.2
CAS登録番号:510-15-6
RTECS番号:DD2275000
ICSC番号:0749
EC番号:607-159-00-0
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! 

吸入 咳、咽頭痛、めまい、頭痛、脱力感、筋肉痛、協調運動失調、発熱または体温上昇。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢。他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。多量の水を飲ませる。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質をふた付の容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(特別個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク)。

・食品や飼料、強酸化剤、塩基、強酸から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 22-50/53
 S : 2-60-61
重要データは次ページ参照
ICSC番号:0749 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロベンジレート ICSC番号:0749











物理的状態; 外観:
無色あるいは淡黄色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解して、有毒で腐食性のフュームを生じる。強酸、塩基、強力な酸化剤と反応し、火災の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与え、機能障害を生じることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・融点:37℃
・密度:1.28 g/cm3
・水への溶解性:非常に溶けにくい
・蒸気圧:ほとんどない(20℃)
・引火点:「注」参照
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.74
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・魚類で生物濃縮が起こることがある。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・この物質は可燃性であるが、文献では引火点は不明である。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
・この物質の人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある。
付加情報


ICSC番号:0749
作成日:2003.05
クロロベンジレート
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所