国際化学物質安全性カード

ジメトエート ICSC番号:0741
ジメトエート
DIMETHOATE
O,O-Dimethyl S-methylcarbamoylmethyl phosphorodithioate
Phosphorodithioic acid, O,O-dimethyl S-(2-(methylamino)-2-oxoethyl)ester
O,O-Dimethyl S-(2-(methylamino)-2-oxoethyl)phosphorodithioate
C5H12NO3PS2 / CH3NHCOCH2SPS(OCH3)2
分子量:229.2
CAS登録番号:60-51-5
RTECS番号:TE1750000
ICSC番号:0741
国連番号:2783
EC番号:015-051-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水噴霧粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 青少年、小児への暴露を避ける! 

吸入 縮瞳、筋痙攣、流涎、発汗、吐き気、めまい、息苦しさ、脱力感。
換気(粉末でない場合)。
新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、嘔吐、下痢、痙攣、意識喪失。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
下水に流してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、次に安全な場所に移す。
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品、飼料から離しておく。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn
 R : 21/22
 S : 2-36/37
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0741 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ジメトエート ICSC番号:0741











物理的状態; 外観:
純品:特徴的な臭気のある無色の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、窒素酸化物、リン酸化物、イオウ酸化物を含む有毒なフュームを生じる。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
高濃度で神経系に影響を与えることがある。コリンエステラーゼ阻害剤。暴露すると死に至ることがある。これらの影響は遅れて現れることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 コリンエステラーゼ阻害剤。影響が蓄積される可能性がある。「一次災害/急性症状」参照。
動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:117℃(0.01kPa)
・融点:51〜52℃
・密度:1.3 g/cm
・水への溶解度:2.5 g/100 ml(21℃)
・蒸気圧:0.001 Pa(25℃)
・引火点:107℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.5〜0.8
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・環境に有害な場合がある。ミツバチ、鳥類への影響に特に注意すること。
・通常の使用法と異なる状況での環境への放出を避ける。

・その他の融点:43〜45℃ (工業用)。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
・Cygon、Fostion MM、Perfekthion、Rogor、Roxionはいずれも商品名である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61G41c
付加情報


ICSC番号:0741
更新日1998.3
ジメトエート
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所