国際化学物質安全性カード

クロルデン(工業用) ICSC番号:0740
クロルデン(工業用)
CHLORDANE(TECHNICAL PRODUCT)
1,2,4,5,6,7,8,8-Octachloro-2,3,3a,4,7,7a-hexahydro-4,7-methanoindene
1,2,4,5,6,7,8,8-Octachloro-2,3,3a,4,7,7a-hexahydro-4,7-methano-1H-indene
C10H6Cl8
分子量:409.8
CAS登録番号:57-74-9

ICSC番号:0740
国連番号:2996
EC番号:602-047-00-8
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水溶性液体用泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
ミストの発生を防ぐ! 
作業環境管理を厳密に! 
青少年、小児への暴露を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 「経口摂取」参照。
呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 錯乱、痙攣、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料、塩基、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 21/22-40-50/53
 S : (2-)36/37-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0740 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロルデン(工業用) ICSC番号:0740











物理的状態; 外観:
工業用:淡黄色〜琥珀色の粘稠液体

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼、塩基との接触により分解し、塩素、ホスゲン、塩化水素を含む有毒なフューム生じる。鉄、亜鉛、プラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。

許容濃度:
TLV:0.5 mg/m3(TWA);(皮膚);A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質) (ACGIH 2004) 。

MAK:(吸引性画分) 0.5 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(8); 皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:3B (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しないが、噴霧すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
高濃度の場合、見当識障害、振戦、痙攣、呼吸不全を生じることがあり、場合によっては死に至る。 医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肝臓、免疫系に影響を与え、組織損傷、肝臓障害を生じることがある。人で発がん性を示す可能性がある。

物理的性質
・沸点:175℃(0.27kPa)
・比重(水=1):1.59〜1.63
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.0013 Pa(25℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.78
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある。土壌生物、ミツバチへの影響にとくに注意すること。
・環境中に放出しないように強く勧告する。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。

・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
・Belt、Chlor Kil、Chlortox、Corodan、Gold Crest、Intox、Kypchlor、Niran、Octachlor、Sydane、Synklor、Termi-Ded、Topiclor、Toxichlor はいずれも商品名である。
・ヘプタクロル[ICSC0743]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT6-III
付加情報


ICSC番号:0740
更新日:1998.03
クロルデン(工業用)
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所