国際化学物質安全性カード

クロロアセトアルデヒド(40%溶液) ICSC番号:0706
クロロアセトアルデヒド(40%溶液)
CHLOROACETALDEHYDE (40% SOLUTION)
2-Chloroacetaldehyde
2-Chloro-1-ethanal
Monochloroacetaldehyde
C2H3ClO / ClCH2CHO
分子量:78.5
CAS登録番号:107-20-0
RTECS番号:AB2450000
ICSC番号:0706
国連番号:2232
EC番号:605-025-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
酸化剤、酸との接触禁止
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発 88℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
88℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、咽頭痛。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、重度の皮膚熱傷、痛み、水疱。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に.連絡する。
発赤、痛み、永久的な視力喪失、重度の熱傷。
顔面シールド、または眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・換気。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器にできる限り集める。
・残留分を多量の水で洗い流す。
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・強力な酸化剤、酸、金属類、食品や飼料から離しておく。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 24/25-26-34-40-50
 S : (1/2-)26-28-36/37/39-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0706 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロアセトアルデヒド(40%溶液) ICSC番号:0706











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、澄明な無色の液体

物理的危険性:
蒸気は空気より重い。

化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(塩素)を生じる。酸化剤、酸と反応し、爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:1 ppm (天井値) (ACGIH 2007)。

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:3B (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
腐食性。蒸気は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。高濃度の蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。
「注」参照。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:(40%溶液) 85〜100℃
・融点:(40%溶液) 16℃
・比重(水=1):(40%溶液) 1.19
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:13.3 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.22
・引火点:88℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.37
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。水質への影響にとくに注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・このカードは、クロロアセトアルデヒドの40%溶液についてのものである。
・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61GT1-I
付加情報


ICSC番号:0706
更新日:1997.09
クロロアセトアルデヒド(40%溶液)
© IPCS, CEC, 1993

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