国際化学物質安全性カード

シアン化カリウム ICSC番号:0671
シアン化カリウム
POTASSIUM CYANIDE
Hydrocyanic acid, potassium salt
KCN
分子量:65.1
CAS登録番号:151-50-8
RTECS番号:TS8750000
ICSC番号:0671
国連番号:1680
EC番号:006-007-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、水または湿った空気に触れると引火性ガスを生じる。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

水系消火薬剤は不可
水は不可
二酸化炭素は不可
周辺の火災時:泡消火薬剤、粉末消火薬剤。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、頭痛、錯乱、脱力感、息切れ、痙攣、意識喪失。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。マウス対マウスの人工呼吸禁止。訓練を受けた者が酸素吸入を行う。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み。他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。他の症状については「吸入」参照。
安全ゴーグル、顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、吐き気、嘔吐、下痢。
「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。吐かせるときには保護手袋を着用する。マウス対マウスの人工呼吸禁止。訓練を受けた者が酸素吸入を行う。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・換気。
・こぼれた物質を乾燥密閉式ラベル付容器内に掃き入れる。
・残留分を次亜塩素酸ナトリウム溶液で注意深く中和し、多量の水で洗い流す。
この物質を環境中に放出してはならない

・強力な酸化剤、酸、食品や飼料、二酸化炭素、水や水を含む生成物から離しておく。
・乾燥。
・密封。
・換気のよい場所に保管。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・気密。
・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 26/27/28-32-50/53
 S : (1/2-)7-28-29-45-60-61
 Note : A
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0671 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

シアン化カリウム ICSC番号:0671











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、吸湿性の結晶あるいは様々な形状の固体。乾燥時は無臭

物理的危険性:


化学的危険性:
酸と接触すると急速に、水、湿気あるいは二酸化炭素と接触するとゆっくりと分解し、シアン化水素[ICSC番号 0492]を生じる。水溶液は中程度の強さの塩基である。

許容濃度:
TLV(CNとして):5 mg/m3(天井値); (皮膚) (ACGIH 2005)。

MAK:(吸引性画分) 2 mg/m3; 皮膚吸収(H);ピーク暴露限度カテゴリー:II(1); 妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2004) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を重度に刺激する。細胞呼吸に影響を与え、痙攣を生じ、意識を喪失することがある。死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
甲状腺に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:1625℃
・融点:634℃
・密度:1.52 g/cm3
・水への溶解度:71.6 g/100 ml
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・シアン化水素暴露の可能性がある区域内において、単独で作業してはならない。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S1680
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0671
更新日:2005.04
シアン化カリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所