国際化学物質安全性カード
n-ヘプタン
ICSC:0657
n-HEPTANE
ピアレビュー:2015/06/26
ヘプタン
Heptane
CAS登録番号:142-82-5
RTECS番号:MI7700000
国連番号:1206
EC番号:601-008-00-2
EINECS番号:205-563-8
化学式:C7H16/CH3(CH2)5CH3
分子量:100.2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 引火性が高い。 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 アルコール耐性泡消火薬剤、乾燥粉末消火剤、二酸化炭素、水噴霧を使用する。
爆発 蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。 火花防止工具を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露 ミストの発生を防ぐ!
吸入 咳。 協調不全。 めまい。 脱力感。 吐き気。 嗜眠。 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。 腫脹。 痛み。 保護手袋。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 皮膚刺激が起きた場合は、医療機関に連絡する。
充血。 呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルを着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取 誤嚥の危険性! 咽頭痛。 腹痛。 頭痛。 めまい。 吐き気。 嘔吐。 意識喪失。 作業中は飲食、喫煙をしない。 口をすすぐ。 何も飲ませない。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 「注」参照。
漏洩物処理 包装・表示
・すべての発火源を取り除く
・専門家に相談する!
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・下水に流してはならない
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・残留分を、注意深く集める
・海洋汚染物質
・EU分類
記号:F, Xn, N; R:11-38-50/53-65-67; S:(2)-9-16-29-33-60-61-62; Note:C
・国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
注意喚起語:危険
引火性の高い液体/蒸気
飲み込んで気道に侵入すると、生命に危険のおそれ
皮膚刺激
眠気やめまいのおそれ
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)1;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0 ・耐火設備
・強酸化剤から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・消火により生じる流出物を収容するための用意
重要データ
≪物理的状態;外観≫
特徴的な臭気のある、揮発性、無色の液体。

≪物理的危険性≫
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

≪化学的危険性≫
強酸化剤と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 多くのプラスチックを侵す。

≪許容濃度≫
TLV: 400 ppm as TWA; 500 ppm as STEL;.

≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化すると空気が汚染されて、 やや遅く有害濃度に達する。

≪短期暴露の影響≫
本物質は、皮膚を刺激する。 蒸気は、気道を刺激する。 飲み込むと気道に入りやすく、誤嚥性肺炎を起こすことがある。 中枢神経系に影響を与えることがある。

≪長期または反復暴露の影響≫
皮膚の脱脂を起こし、乾燥やひび割れを生じることがある。

物理的性質 環境影響データ
・沸点:98.4℃
・融点:-90.7℃
・密度(20℃):0.68 g/ml
・水への溶解度(25℃) :2.2 mg/l (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:4.6 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.5
・引火点:-7℃ (c.c.)
・発火温度:220℃
・爆発限界:0.8-6.7 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.66
・水生生物に対して毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・魚類で、生物濃縮が起こることがある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること
・化学性肺炎の症状は、2〜3時間あるいは数日経過するまで現れない
付加情報

IPCS
International
Programme on
Chemical Safety
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