国際化学物質安全性カード

メタクリロニトリル ICSC番号:0652
メタクリロニトリル
METHACRYLONITRILE
Methylacrylonitrile
2-Methyl-2-propenenitrile
2-Cyanopropene
Isopropenylnitrile
C4H5N
分子量:67.1
CAS登録番号:126-98-7
RTECS番号:UD1400000
ICSC番号:0652
国連番号:3079(抑制剤入り)
EC番号:608-010-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
水溶性液体用泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 頭痛、錯乱、脱力感、息切れ、痙攣、意識喪失
局所排気または呼吸用保護具
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
症状は「吸入」参照。
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。吐かせるときには保護手袋を着用する。マウス対マウスの人工呼吸はしない。訓練を受けたものが酸素吸入を行う。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・すべての発火源を取り除く。
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・安定化した状態でのみ貯蔵。
・耐火設備(条件)。
・涼しい場所。
・暗所に保管。
・食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : F, T
 R : 11-23/24/25-43
 S : (1/2-)9-16-18-29-45
 Note : D
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0652 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

メタクリロニトリル ICSC番号:0652











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある;遠距離引火の可能性がある。蒸気は抑制されておらず、重合して通気孔をふさぐことがある。

化学的危険性:
酸、塩基、光の影響下で激しく重合することがあり、火災や爆発の危険を伴う。加熱すると重合することがあり、火災や爆発の危険を伴う。燃焼すると、シアン化物、窒素酸化物を含む有毒で腐食性のフュームを生 成する。

許容濃度:
TLV:1 ppm(TWA); (皮膚); (ACGIH 2005) MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
この物質の蒸気は眼、気道を刺激する。細胞呼吸に影響を与え、痙攣、意識喪失を引き起こすことがある。死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:90.3℃
・融点:−35.8℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解性:溶ける(20℃)
・蒸気圧:8.66 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.3
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.17
・引火点:1.1℃(C.C.)
・爆発限界:2〜6.8 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.68
環境に関する
データ

・市販品は安定剤としてヒドロキノンモノエチルエーテルを50 ppm含有する。T
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30GTF1-I
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)2;
付加情報


ICSC番号:0652
更新日:2005.10
メタクリロニトリル
© IPCS, CEC, 1993

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