国際化学物質安全性カード

ジクロロテトラフルオロエタン ICSC番号:0649
ジクロロテトラフルオロエタン
DICHLOROTETRAFLUOROETHANE
1,2-Dichloro-1,1,2,2-tetrafluoroethane
CFC114
(圧力容器)
C2Cl2F4 / ClF2C-CClF2
分子量:170.92
CAS登録番号:76-14-2
RTECS番号:KI1101000
ICSC番号:0649
国連番号:1958
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発

火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。
安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露


吸入 窒息。
「注」参照。
換気。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
保温手袋
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない
医療機関に連絡する。
「皮膚」参照。
安全ゴーグル、または眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
液体に向けて水を噴射してはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・涼しい場所。

・国連危険物分類(UN Hazard Class):2.2

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0649 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ジクロロテトラフルオロエタン ICSC番号:0649











物理的状態; 外観:
無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
気体は空気より重く、天井が低い場所では滞留して酸素欠乏を引き起こすことがある。

化学的危険性:
高温面や炎に触れると分解して、有毒で腐食性のガス(塩化水素、フッ化水素など)を生成する。

許容濃度:
TLV:1000 ppm (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2007)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:1000 ppm, 7100 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(8); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中できわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。心血管系に影響を与え、心臓障害を生じることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:4.1℃
・融点:−94℃
・比重(水=1):1.5
・水への溶解度:溶けない
・蒸気圧:268 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.89
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.8
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。オゾン層への影響にとくに注意すること。

・空気中の濃度が高いと酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う。
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する。
火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・Arcton 114、Freon 114、Frigen 114、Genetron 114、Ledon 114、Propellant 114、Refrigerant 114、Ucon 114 はいずれも商品名である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-20G2A
付加情報


ICSC番号:0649
作成日:1998.11
ジクロロテトラフルオロエタン
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所