国際化学物質安全性カード

クロロジフルオロエタン ICSC番号:0643
クロロジフルオロエタン
CHLORODIFLUOROETHANE
1-Chloro-1,1-difluoroethane
HCFC 142 b
(圧力容器)
C2H3ClF2 / CH3-CClF2
分子量:100.5
CAS登録番号:75-68-3
RTECS番号:KH7650000
ICSC番号:0643
国連番号:2517
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性がきわめて高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
供給源を遮断する。それが不可能でかつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせ、その他の場合は水噴霧を用いて消火する。
爆発 気体/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。
安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露


吸入 嗜眠、窒息(「注」参照)。
換気。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
保温手袋。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない
医療機関に連絡する。
「皮膚」参照。
安全ゴーグル、または眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
液体に向けて水を噴射してはならない
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。)

・耐火設備(条件)。
・涼しい場所。

・国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0643 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

クロロジフルオロエタン ICSC番号:0643











物理的状態; 外観:
無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
気体は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。天井が低い場所では滞留して酸素欠乏を引き起こすことがある。

化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒で腐食性のガス(塩化水素、フッ化水素など)を生じる。酸化剤と激しく反応し、火災の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

MAK:1000 ppm, 4200 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(8) ; 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中できわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。心血管系に影響を与えることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:−9℃
・融点:−131℃
・比重(水=1):1.1
・水への溶解度:0.19 g/100 ml(25℃)
・蒸気圧:337 kPa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.5
・引火点:引火性ガス
・発火温度:632℃
・爆発限界:6.2〜17.9 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.6
環境に関する
データ
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・空気中の濃度が高いと酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う。
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・Freon 142B、Genetron 142B、Isotron 142B はいずれも商品名である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-20G41
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性);F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0643
作成日:1998.11
クロロジフルオロエタン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所