国際化学物質安全性カード

フッ化カルボニル ICSC番号:0633
フッ化カルボニル
CARBONYL FLUORIDE
Carbon oxyfluoride
Carbon difluoride oxide
Difluoroformaldehyde
Fluorophosgene
(圧力容器)
COF2
分子量:66.0
CAS登録番号:353-50-4
RTECS番号:FG6125000
ICSC番号:0633
国連番号:2417
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性である。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:水系消火薬剤は不可
爆発

火災時:圧力容器に水を噴霧して冷却するが、水が直接かからないようにする。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 

吸入 灼熱感、咽頭痛、咳、息苦しさ、息切れ。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷発赤、痛み。
保温用手袋、保護衣。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
液体に向けて水を噴射してはならない
・自給式呼吸器付気密化学保護衣。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・涼しい場所。

・国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0633 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

フッ化カルボニル ICSC番号:0633











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、吸湿性、無色の圧縮液化ガス

物理的危険性:
この気体は空気より重い。

化学的危険性:
450〜490℃に加熱すると分解して、有毒な気体を生じる。水、湿気と反応し、有毒で腐食性の気体(フッ化水素[ICSC0283])を生じる。

許容濃度:
TLV:2 ppm(TWA); 5 ppm(STEL) (ACGIH 2003)

暴露の経路:
体内への吸収経路:気体の吸入

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中できわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。高濃度を吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。この液体が急速に気化すると、凍傷を起こすことがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:−83℃
・融点:−114℃
・比重(水=1):1.39 (−190℃)
・密度:2.89 g/l (気体)
・水への溶解性:反応する
・相対蒸気密度(空気=1):2.3
環境に関する
データ

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
・この物質は体内で分解してフッ化水素となる。フッ化水素[ICSC0283]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−20G1TC
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性);0
付加情報


ICSC番号:0633
更新日:2003.11
フッ化カルボニル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所