国際化学物質安全性カード

リン (黄) ICSC番号:0628
リン (黄)
PHOSPHORUS (YELLOW)
White phosphorus
Phosphorus tetramer
P4
原子量:123.88
CAS登録番号:12185-10-3
RTECS番号:TH3500000
ICSC番号:0628
国連番号:1381
EC番号:015-001-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。
「注」参照。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
引火性物質との接触禁止
空気との接触禁止
高温面との接触禁止
酸化剤、ハロゲン、イオウ、強塩基との接触禁止
水噴霧、湿った砂。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛、意識喪失。
症状は遅れて現われることがある。
「注」参照。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、皮膚熱傷、痛み、水疱。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。応急処置を行うときは保護手袋を着用する。
「注」参照。
発赤、痛み、視力喪失、重度の熱傷。
安全ゴーグル、顔面シールド、または眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感、ショック/虚脱、意識喪失。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。安静。吐かせるときには保護手袋を着用する。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・漏洩物を湿った砂や土で覆う。
下水に流してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れ、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤 食品や飼料.から離しておく。
・水中に保管。

・気密。
・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : F, T+, C, N
 R : 17-26/28-35-50
 S : 1/2-5-26-38-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):4.2
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0628 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

リン (黄) ICSC番号:0628











物理的状態; 外観:
ろうのような外観の白〜黄色の透明な結晶性固体
光に暴露すると暗色になる

物理的危険性:


化学的危険性:
空気に触れると自然発火し、有毒なフューム(リン酸化物)を生じることがある。酸化剤、ハロゲン、イオウと激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらすd。強塩基と反応し、有毒な気体(ホスフィン)を生成する。

許容濃度:
TLV:0.1 ppm (TWA) (ACGIH 2007)。

MAK:(吸引性画分) 0.05 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(2);妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。
「注」参照。腎臓、肝臓に影響を与えることがある。死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
骨に影響を与えることがある。

物理的性質
・融点:44℃
・密度:1.83 g/cm3
・水への溶解度:0.0003 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:3.5 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.42
・引火点:<20℃
・発火温度:30℃
環境に関する
データ

・消火しても、再発火することがある。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
・リンのCAS 番号は7723-14-0である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-42S1381-w
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性) 3;F(燃焼危険性) 3;R(反応危険性) 1
付加情報


ICSC番号:0628
更新日:2004.04
リン (黄)
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所