国際化学物質安全性カード

メチルパラチオン ICSC番号:0626
メチルパラチオン
METHYL PARATHION
O,O-Dimethyl O-4-nitrophenyl phosphorothioate
O,O-Dimethyl-p-nitrophenylthionophosphate
Phosphorothioic acid, O,O-dimethyl O-(4-nitrophenyl) ester
C8H10NO5PS
分子量:263.2
CAS登録番号:298-00-0
RTECS番号:TG0175000
ICSC番号:0626
国連番号:2783
EC番号:015-035-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
作業環境管理を厳密に! 
青少年、小児への暴露を避ける*! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 発汗、吐き気、嘔吐、めまい、縮瞳、筋痙攣、流涎、単収縮、息苦しさ、下痢、痙攣、意識喪失
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!「吸入」参照。
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
かすみ眼
顔面シールド、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。「注」参照。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)
この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。
・換気のよい場所に保管。
・食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 5-10-24-26/28-48/22-50/53
 S : (1/2-)28-36/37-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0626 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

メチルパラチオン ICSC番号:0626











物理的状態; 外観:
無色〜白色の様々な形状の固体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、窒素酸化物、リン酸化物、イオウ酸化物を含む有毒なフュームを生じ、火災や爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:0.2 mg/m3(TWA); (皮膚); A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり; (ACGIH 2005) (訳注:詳細は ACGHI の TLVs and BEIs を参照)MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
とくに粉末の場合、噴霧あるいは拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
神経系に影響を与え、痙攣、呼吸機能低下を生じることがある。コリンエステラーゼ阻害。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
コリンエステラーゼ阻害剤;影響が蓄積される可能性がある:「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・沸点以下120℃で分解する
・融点:35〜38℃
・密度:1.4 g/cm3
・水への溶解度:0.006 g/100 ml
・蒸気圧:0.001 Pa(20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2〜3
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・環境に有害な場合がある;鳥類、ミツバチへの影響にとくに注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出される。不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・この物質が炭化水素系溶剤を含む製剤中に存在する場合、吐かせてはならない。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT7-II
付加情報


ICSC番号:0626
更新日:2005.10
メチルパラチオン
© IPCS, CEC, 1993

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