国際化学物質安全性カード

三塩化ホウ素 ICSC番号:0616
三塩化ホウ素
BORON TRICHLORIDE
Boron chloride
Trichloroborane
BCl3
分子量:117.19
CAS登録番号:10294-34-5
RTECS番号:ED1925000
ICSC番号:0616
国連番号:1741
EC番号:005-002-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

水は不可。周辺の火災時:粉末消化薬剤、二酸化炭素使用。
爆発

火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ、 息苦しさ。症状は遅れて現われることがある。
「注」参照。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 痛み、発赤、水疱。 皮膚熱傷。液体に触れた場合:凍傷
保温用手袋、保護衣。
凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。医療機関に連絡する。
痛み、発赤、重度の熱傷、視力喪失。
顔面シールド、呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
・個人用保護具:自給式呼吸器付気密化学保護衣。

・建物内にある場合、耐火設備(条件)。
・食品、飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T+
 R : 14-26/28-34
 S : 1/2-9-26-28-36/37/39-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0616 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

三塩化ホウ素 ICSC番号:0616











物理的状態; 外観:
気体、または刺激臭のある無色の発煙性液体

物理的危険性:
この気体は空気より重い。

化学的危険性:
加熱すると分解し、塩化水素などの有毒で腐食性のフュームを生じる。水や湿気と激しく反応し、塩化水素とホウ酸を生じる。アニリン、ホスフィン、アルコール類、酸素、グリースなどの有機物と激しく反応する。水の存在下で、多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入。

吸入の危険性:
容器を開放すると、この気体は空気中できわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
この物質は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。この気体を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。「注」参照。この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。高濃度で暴露すると、死亡することがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:12.5℃
・融点:−107℃
・比重(水=1):1.35
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:150 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.03
環境に関する
データ

・水などの消火薬剤と激しく反応する。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
付加情報


ICSC番号:0616
更新日1997.10
三塩化ホウ素
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所