国際化学物質安全性カード

塩素酸バリウム ICSC番号:0613
塩素酸バリウム
BARIUM CHLORATE
Chloric acid, barium salt
BaCl2O6 / Ba(ClO3)2
分子量:304.2
CAS登録番号:13477-00-4
RTECS番号:FN9770000
ICSC番号:0613
国連番号:1445
EC番号:017-003-00-8
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。
多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。
引火性物質との接触禁止
有機物、金属粉末、アルミニウム塩、アンモニウム塩、還元剤との接触禁止
周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発 「化学的危険性」記載の物質と接触すると、火災および爆発の危険性がある。
「化学的危険性」参照。
摩擦や衝撃を与えない
粉塵の堆積を防ぐ;密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
作業環境管理を厳密に

吸入 咳、咽頭痛。
「経口摂取」参照。
換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、紫色(チアノ−ゼ)の唇や爪、紫色(チアノ−ゼ)の皮膚、錯乱、痙攣、下痢、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失、嘔吐、脱力感。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・大量に漏れた場合、専門家に相談する。
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を多量の水で洗い流す。
おがくず他可燃性吸収物質に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク。

・可燃性物質、還元性物質、アンモニウム含有物質、金属粉末、食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : O, Xn, N
 R : 9-20/22-51/53
 S : (2-)13-27-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):5.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0613 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

塩素酸バリウム ICSC番号:0613











物理的状態; 外観:
無色の結晶性粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
有機化合物、還元剤、アンモニア-含有剤、金属粉末により、衝撃に敏感な化合物を生じる。加熱すると激しく分解し、酸素や有毒なフュームを生じ、火災および爆発の危険をもたらす。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と反応する。

許容濃度:
TLV:(Baとして) 0.5 mg/m3(TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2004)。

MAK:(Baとして) (吸引性画分) 0.5 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2) (DFG 2004)
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、とくに粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。血液、中枢神経系に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。低カリウム血を引き起こし、心臓障害、筋肉障害を生じることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・融点以下で分解する:250℃
・密度:3.2 g/cm3
・水への溶解度:27.4 g/100 ml(よく溶ける)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・CAS番号[10294-38-9]は[塩素酸バリウム、一水和物]についてである。
・「化学的危険性」記載の物質が混入すると、衝撃に敏感になる。
「化学的危険性」参照。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・麻痺の症状は数時間経過するまで現われない。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51S1445
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)1;ox
付加情報


ICSC番号:0613
更新日:2000.10
塩素酸バリウム
© IPCS, CEC, 1993

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