国際化学物質安全性カード

アセトンシアノヒドリン ICSC番号:0611
アセトンシアノヒドリン
ACETONE CYANOHYDRIN
2-Hydroxy-2-methyl propionitrile
2-Methyl-lactonitrile
2-Cyanopropan-2-ol
p-Hydroxyisobutyronitrile
(CH3)2C(OH)CN / C4H7NO
分子量:85.1
CAS登録番号:75-86-5
RTECS番号:OD9275000
ICSC番号:0611
国連番号:1541
EC番号:608-004-00-X
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、AFFF(水性膜泡消火薬剤)、泡消火薬剤、二酸化炭素
爆発 74℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
74℃以上では、密閉系および換気。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、物質に水が直接かからないようにする。
安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 痙攣、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、意識喪失、嘔吐、不整脈、胸部圧迫感
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み
他の症状については「吸入」参照
保護手袋、保護衣
洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、灼熱感、痙攣、意識喪失
「注」 参照
他の症状については「吸入」参照
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強塩基、酸、水、食品や飼料から離しておく。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・気密。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 26/27/28-50/53
 S : (1/2-)7/9-27-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0611 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

アセトンシアノヒドリン ICSC番号:0611











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重い。

化学的危険性:
加熱により、あるいは塩基や水との接触により急速に分解し、毒性が非常に強く、引火性のシアン化水素[ICSC0492]、アセトン[ICSC0087]を生じる。 酸や酸化剤と激しく反応し、火災および爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:(CNとして) 5 mg/m3(天井値); (皮膚); (ACGIH 2004)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。心血管系、中枢神経系に影響を与え、窒息、心疾患、痙攣、チアノーゼ、呼吸不全を生じることがある。死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
中枢神経系、甲状腺に影響を与え、機能障害を生じることがある。

物理的性質
・沸点:95℃
・融点:−19℃
・比重(水=1):0.93
・水への溶解性:大量に溶けるが分解する
・蒸気圧:3.0 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.93
・引火点:74℃(C.C.)
・爆発限界:2.2〜12 vol%(空気中)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける。

・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・この物質の危険有害性および毒性は、主要な代謝産物であるシアン化水素[ISCS0492]による。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S1541
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)2;
付加情報


ICSC番号:0611
更新日:1998.03
アセトンシアノヒドリン
© IPCS, CEC, 1993

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