国際化学物質安全性カード
プロパニル
ICSC:0552
PROPANIL
ピアレビュー:2014/04/11
3',4'-ジクロロプロピオンアニリド
N-(3,4-ジクロロフェニル)プロパンアミド
3',4'-Dichloropropionanilide
Propanamide, N-(3,4-dichlorophenyl)-
CAS登録番号:709-98-8
RTECS番号:UE4900000
国連番号:3077
EC番号:616-009-00-3
EINECS番号:211-914-6
化学式:C9H9Cl2NO / C6H3Cl2NHCOCH2CH3
分子量:218.1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止。 粉末消火剤、乾燥砂、泡消火剤、二酸化炭素、水噴霧を使用する。
爆発 製剤が引火性/爆発性溶剤を含む場合、火災および爆発の危険性がある。
身体への暴露 粉塵の拡散を防ぐ!
吸入 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。頭痛、めまい。 粉塵、ミストの吸入を避ける。局所排気、呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 保護手袋、保護衣。 汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
充血。 呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。 多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。
経口摂取 灼熱感、錯乱、嗜眠、吐き気、嘔吐。他の症状については「吸入」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。 口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。「注」参照。
漏洩物処理 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質をふた付きの密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分をに注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・EU分類
記号:Xn, N; R: 22-50; S: (2)-22-61
・国連分類
国連危険物分類:9; 国連包装等級:III
・GHS分類
注意喚起語:警告
飲み込むと有害
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性
緊急時対応 貯蔵
・換気のよい部屋に保管
・元の容器でのみ貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
無色の結晶。

≪物理的危険性≫


≪化学的危険性≫
加熱や燃焼により分解する。塩化水素および窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。

≪許容濃度≫
TLVは設定されていない。
MAK値は設定されていない。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
中枢神経系および血管に影響を与えることがある。「注」参照。
メトヘモグロビン形成を生じることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

≪長期または反復暴露の影響≫
実験動物では腫瘍が見つけられているが、人への関連性は不明である。

物理的性質 環境影響データ
・沸点:351℃
・融点:92〜93℃
・密度(25℃):1.4 g/cm3
・水への溶解度(20℃):0.13 g/l(非常に溶けにくい)
・蒸気圧(60℃):0.012 Pa
・引火点:>100℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.12
・水生生物に対して強い毒性がある
・食物連鎖において生物濃縮が起こることがある
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける
・工業用の本物質は茶色の結晶性固体である
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・汚染された衣服をバッグまたは容器に入れ密閉し、隔離する
付加情報

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