国際化学物質安全性カード

硫化カリウム ICSC番号:0549
硫化カリウム
POTASSIUM SULFIDE
Dipotassium monosulfide
Dipotassium sulfide
Potassium monosulfide
K2S
分子量:110.3
CAS登録番号:1312-73-8
RTECS番号:TT6000000
ICSC番号:0549
国連番号:1382
EC番号:016-006-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
大量の水、水噴霧。
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して爆発性の混合気体を生じる。
摩擦や衝撃を与えない
粉塵の堆積を防ぐ。密閉系、粉塵防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ、頭痛、めまい、吐き気。
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 痛み、水疱、皮膚熱傷。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。応急処置を行うときは保護手袋を着用する。
痛み、発赤、重度の熱傷。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、咽頭痛、胃痙攣、吐き気、下痢、嘔吐。
「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
下水に流してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。)

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、強酸から離しておく。
・乾燥。

・気密。
・EU分類
 記号 : C, N
 R : 31-34-50
 S : (1/2-)26-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):4.2
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0549 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

硫化カリウム ICSC番号:0549











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、吸湿性の白色結晶。
空気に暴露すると赤色または茶色になる


物理的危険性:
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性:
衝撃、摩擦、または振動を加えると、爆発的に分解することがある。空気に触れると、自然発火することがある。燃焼すると、硫化水素、イオウ酸化物を生成する。酸 と接触すると分解し、非常に有毒で引火性の硫化水素([ICSC 0165])を生じる。水溶液は強塩基で、酸と激しく反応し、腐食性を示す。酸化剤と反応し、二酸化イオウを生じる。

許容濃度:
TLV は設定されていない。
MAK は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しないが、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。高濃度で暴露すると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・融点:840℃
・比重(水=1):1.8
・水への溶解性:非常によく溶ける
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−42G15
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0549
更新日:1997.09
硫化カリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所