国際化学物質安全性カード

ホスメット ICSC番号:0543
ホスメット
PHOSMET
O,O-Dimethyl S-phthalimidomethyl phosphorodithioate
Phosphorodithioic acid, S-((1,3-dihydro-1,3-dioxo-2H-isoindol-2-yl)methyl) O,O-dimethyl ester
O,O-Dimethyl phosphorodithioate S-ester with N-(mercaptomethyl) phthalimide
C11H12NO4PS2
分子量:317.3
CAS登録番号:732-11-6
RTECS番号:TE2275000
ICSC番号:0543
国連番号:2783
EC番号:015-101-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性である。有機溶剤を含む液体製剤は引火性のことがある。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素
爆発 引火性あるいは爆発性の溶剤を含む製剤は、火災や爆発の危険性がある。


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 
青少年、小児への暴露を避ける! 

吸入 縮瞳、筋痙直、唾液分泌過多、発汗、吐き気、めまい、息苦しさ、脱力感。
換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具。粉塵、ミストの吸入を避ける。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤
安全ゴーグル、顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 胃痙攣、嘔吐、下痢、痙攣、意識喪失。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。吐かせる(意識がある場合のみ!)。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・自給式呼吸器付化学保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。。

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料から離しておく。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 21/22-50/53
 S : (2-)22-36/37-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0543 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ホスメット ICSC番号:0543











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色からオフホワイトの結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱あるいは燃焼すると分解し、有毒なフューム(窒素酸化物、リン酸化物、イオウ酸化物など)を生じる。

許容濃度:
TLVは設定されていない。
MAKは設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
特に粉末の場合、噴霧もしくは拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
神経系に影響を与え、痙攣、呼吸抑制を生じることがある。コリンエステラーゼの阻害。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
神経系に影響を与え、脱力感を生じることがある。コリンエステラーゼ阻害剤;影響が蓄積される可能性がある:「一次災害/急性症状」参照。

物理的性質
・沸点以下>100℃で分解する
・融点:72℃
・密度:1.03 g/cm3
・水への溶解度:0.003 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:ほとんどない(20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.83
環境に関する
データ
・水生生物に対して非常に毒性が強い。
・環境に有害な場合がある;ミツバチへの影響に特に注意すること。
・通常の使用法でも環境中へ放出されるので、不適切な廃棄などによるさらなる放出を避けるよう十分注意すること。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT7-III
付加情報


ICSC番号:0543
更新日:2004.10
ホスメット
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所