国際化学物質安全性カード

ペンタクロロフェノール、ナトリウム塩(工業用) ICSC番号:0532
ペンタクロロフェノール、ナトリウム塩(工業用)
PENTACHLOROPHENOL, SODIUM SALT (Technical Grade)
Sodium pentachlorophenate
Sodium pentachlorophenol
Sodium pentachlorophenolate
Sodium pentachlorophenoxide
C6Cl5ONa
分子量:288.3
CAS登録番号:131-52-2
RTECS番号:SM6490000
ICSC番号:0532
国連番号:2567
EC番号:604-003-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性である。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:粉末消火薬剤、水噴霧、泡消火薬剤、二酸化炭素
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛
「経口摂取」参照。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要になることがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、痛み
他の症状については「経口摂取」参照
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み
安全ゴーグル、顔面シールド
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 体温上昇、発汗、運動失調、食欲減退、息切れ、息苦しさ、脱力感、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、めまい、嗜眠、
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる;湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣)

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 24/25-26-36/37/38-40-50/53
 S : (1/2-)22-28-36/37-45-52-60-61
 Note : A
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0532 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ペンタクロロフェノール、ナトリウム塩(工業用) ICSC番号:0532











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、白色あるいは褐色の薄片もしくは粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱すると分解し、塩化水素、ダイオキシンなどの有毒で腐食性のフュームを生じる。強力な酸化剤と反応し、火災と爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし、とくに粉末の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。心血管系、中枢神経系に影響を与えることがある。高濃度で暴露すると、意識を喪失することがあり、場合によっては死に至る。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎(塩素ざ瘡)を起こすことがある。 中枢神経系、肝臓、腎臓に影響を与えることがある。実験動物では腫瘍が見つけられているが、人では不明である(「注」参照)。

物理的性質
・水への溶解度:33 g/100 ml(25℃)
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。
・水生環境中で長期にわたる影響を及ぼすことがある。
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける。

・人は一般に、通常ポリ塩化ジベンゾダイオキシンやポリ塩化ジベンゾフランなどの有毒な微量混入物を含む工業用のこの物質に暴露している。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・ペンタクロロフェノール[ICSC0069]も参照のこと。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT2-II
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0532
更新日 1997.10
ペンタクロロフェノール、ナトリウム塩(工業用)
© IPCS, CEC, 1993

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