国際化学物質安全性カード

1-ナフチルアミン ICSC番号:0518
1-ナフチルアミン
1-NAPHTHYLAMINE
alpha-Naphthylamine
1-Aminonaphthalene
C10H9N
分子量:143.2
CAS登録番号:134-32-7
RTECS番号:QM1400000
ICSC番号:0518
国連番号:2077
EC番号:612-020-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐあらゆる接触を避ける

吸入 紫色(チアノ−ゼ)の唇や爪、紫色(チアノ−ゼ)の皮膚、錯乱、めまい、頭痛、息切れ、脱力感。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 紫色(チアノ−ゼ)の唇や爪、紫色(チアノ−ゼ)の皮膚、めまい、頭痛、吐き気。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
下水に流してはならない
・こぼれた物質を密閉式容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(特別個人用保護具:P3有毒粒子用フィルター付マスク)。

・乾燥。
・暗所に保管。
・密封。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : Xn, N
 R : 22-51/53
 S : 2-24-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):III
重要データは次ページ参照
ICSC番号:0518 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1-ナフチルアミン ICSC番号:0518











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある白色の結晶。空気、光、水分に暴露すると赤色になる。

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると分解し、窒素酸化物や一酸化炭素を生じる。弱塩基である。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない;しかし、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を軽度に刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成することがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
「注」参照。

物理的性質
・沸点:300.8℃
・融点:50.0℃
・密度:1.12 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:0.53 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.93
・引火点:157℃(c.c.)
・発火温度:460℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.25
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する。

・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である;指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・1-ナフチルアミンの職業暴露後に報告された膀胱癌は、おそらく人に対して発癌性を示す2-ナフチルアミンの混入によるものである。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61G12c
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0518
原案作成日:2000.10
1-ナフチルアミン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所