国際化学物質安全性カード

イソホロンジイソシアナート ICSC番号:0499
イソホロンジイソシアナート
ISOPHORONE DIISOCYANATE
3-Isocyanatomethyl - 3,5,5-trimethylcyclohexyl isocyanate
Isocyanic acid, methylene (3,5,5-trimethyl-3, 1-cyclohexylene)ester
IPDI
C12H18N2O2 / (CH3)2C6H7(CH3)(N=C=O)CH2N=C=O
分子量:222.3
CAS登録番号:4098-71-9
RTECS番号:NQ9370000
ICSC番号:0499
国連番号:2290
EC番号:615-008-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。
裸火禁止
周辺の火災時:水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発


身体への暴露
あらゆる接触を避ける

吸入 咳、咽頭痛、灼熱感。
密閉系。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 発赤、痛み、重度の皮膚熱傷、
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関にただちに連絡する。
経口摂取 咽頭痛、灼熱感、腹痛。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
・漏れた液をふた付きの容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
・残留液を希アンモニア水で処理する。
この物質を環境中に放出してはならない

・塩基、酸、アルコール類、アミン類、アミド類、フェノール類、メルカプタン類から離しておく。
・換気のよい場所に保管。
・密封。
・涼しい場所。
・乾燥。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・気密。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23-36/37/38-42/43-51/53
 S : 1/2-26-28-38-45-61
 Note : 2
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:腐食性-どくろ-健康有害性
  ミストを吸入すると生命に危険
  皮膚に接触すると有害
  重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  重度の眼刺激
  吸入するとアレルギー、喘息または呼吸困難を起こすおそれ
  アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0499 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

イソホロンジイソシアナート ICSC番号:0499











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色〜黄色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加温、強塩基や金属化合物の影響下で重合することがある。燃焼すると分解し、シアン化水素や窒素酸化物を含む有毒で腐食性のフュームを生じる。酸、アルコール、アミン、塩基、アミド、フェノール、メルカプタンと激しく反応し、中毒、火災や爆発の危険をもたらす。プラスチックやゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:0.005 ppm (TWA) (ACGIH 2008)。

MAK:0.005 ppm;気道および皮膚感作(Sah);ピーク暴露限度カテゴリー:I(1);妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2008)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入および経皮。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
皮膚に対して腐食性を示し、眼を重度に刺激する。エーロゾルは気道を刺激する。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。
反復または長期の吸入により、喘息を引き起こすことがある(「注」参照)。

物理的性質
・沸点:158℃(1,33kPa)
・310℃で分解する
・融点:−60℃
・比重(水=1):1.06
・水への溶解性:15 mg/l 反応する
・蒸気圧:0.04 Pa(20℃)
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:155℃(c.c.)
・発火温度:430℃
・爆発限界:0.7〜4.5 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.75 (計算値)
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。水生生物への影響にとくに注意すること。

・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)-61S2290
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)1;W
付加情報


ICSC番号:0499
更新日2008.11
イソホロンジイソシアナート
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所