国際化学物質安全性カード

イソホロンジアミン ICSC番号:0498
イソホロンジアミン
ISOPHORONE DIAMINE
1-Amino-3-aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexane
3-Aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamine
C10H22N2
分子量:170.30
CAS登録番号:2855-13-2

ICSC番号:0498
国連番号:2289
EC番号:612-067-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
裸火禁止
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 腐食性。咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ、息苦しさ。症状は遅れて現われることがある。
「注」参照。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 腐食性。痛み、発赤、水疱、皮膚熱傷、灼熱感。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
痛み、発赤、重度の熱傷、視力喪失。
安全ゴーグル、顔面シールド、呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腐食性。灼熱感、腹痛、ショック状態あるいは虚脱。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・換気。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。

・強酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・換気のよい場所に保管。

・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : C
 R : 21/22-34-43-52/53
 S : 1/2-26-36/37/39-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連包装等級(UN Packing Group):III

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0498 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

イソホロンジアミン ICSC番号:0498











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱や燃焼により分解し、窒素酸化物などの有毒で、腐食性のガスを生じる。銅、亜鉛、スズの合金を侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。MAK:IIb(MAK値は設定されていないが、資料は入手可能である); 皮膚感作(Sh) (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:247℃
・融点:10℃
・比重(水=1):0.92
・水への溶解性:非常によく溶ける
・蒸気圧:2 Pa(20℃)
・引火点:110℃ o.c., 117℃ c.c.
・爆発限界:1.2〜? vol%(空気中)
環境に関する
データ

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−647
付加情報


ICSC番号:0498
更新日1996.3
イソホロンジアミン
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所