国際化学物質安全性カード

エタンチオール ICSC番号:0470
エタンチオール
ETHANETHIOL
Ethyl mercaptan
Thioethyl alcohol
C2H5SH
分子量:62.1
CAS登録番号:75-08-1
RTECS番号:KI9625000
ICSC番号:0470
国連番号:2363
EC番号:016-022-00-9
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性がきわめて高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に

吸入 めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、振戦、脱力感、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋。
多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く!
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
下水に流してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器。

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、強酸から離しておく。
・涼しい場所。

・EU分類
 記号 : F, Xn, N
 R : 11-20-50/53
 S : 2-16-25-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0470 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

エタンチオール ICSC番号:0470











物理的状態; 外観:
刺激臭のある無色の液体

物理的危険性:
蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
加熱すると分解し、有毒なフューム(硫化水素[ICSC番号 0165]、イオウ酸化物など)を生じる。弱酸である。酸化剤と反応し、火災や爆発の危険をもたらす。強酸と反応し、有毒な気体(硫化水素、イオウ酸化物など)を生じる。

許容濃度:
TLV:0.5 ppm (TWA) (ACGIH 2007)。

MAK:0.5 ppm, 1.3 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(2); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系に影響を与え、意識の低下、呼吸抑制を生じることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:35℃
・融点:−144.4℃
・比重(水=1):0.839
・水への溶解度:0.68 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:58.9 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.14
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.5
・引火点:−48.3℃
・発火温度:299℃
・爆発限界:2.8〜18.2 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.5
環境に関する
データ

Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30S2363
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)4;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0470
更新日:2004.10
エタンチオール
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所