国際化学物質安全性カード

1,2-ジクロロプロパン ICSC番号:0441
1,2-ジクロロプロパン
1,2-DICHLOROPROPANE
Propylene dichloride
C3H6Cl2
分子量:113.0
CAS登録番号:78-87-5
RTECS番号:TX9625000
ICSC番号:0441
国連番号:1279
EC番号:602-020-00-0
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ! 

吸入 咳、嗜眠、頭痛、咽頭痛。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 皮膚の乾燥、発赤、痛み。
保護手袋。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、嗜眠、頭痛、吐き気、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器。
・換気。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない

・耐火設備(条件)。
・消火により生じる流出物を収容するための用意。

・EU分類
 記号 : F, Xn
 R : 11-20/22
 S : 2-16-24
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0441 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1,2-ジクロロプロパン ICSC番号:0441











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると有毒で腐食性のフュームを生成する。アルミニウム合金、ある種のプラスチックを侵す。

許容濃度:
TLV:10 ppm (TWA);(感作物質);A4(人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2007)。
(訳注:詳細はACGIHのTLVs and BEIsを参照)

MAK:発がん性カテゴリー:3B (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
この物質は、眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。肝臓、腎臓に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:96℃
・融点:−100℃
・比重(水=1):1.16
・水への溶解度:0.26 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:27.9 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.9
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.15
・引火点:16℃ c.c.
・発火温度:557℃
・爆発限界:3.4〜14.5 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.02 (計算値)
環境に関する
データ

Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−30S1279 or 30GF1-I+II
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0441
更新日1999.03
1,2-ジクロロプロパン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所