国際化学物質安全性カード

シアナミド ICSC番号:0424
シアナミド
CYANAMIDE
Carbamonitrile
Hydrogen cyanamide
Carbodiimide
Carbimide
Cyanogenamide
Amidocyanogen
CH2N2 / H2NCN
分子量:42.0
CAS登録番号:420-04-2
RTECS番号:GS5950000
ICSC番号:0424
国連番号:2811
EC番号:615-013-00-2
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 温度上昇時に可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

裸火禁止
二酸化炭素、粉末消火薬剤、乾燥砂、水噴霧。
爆発

安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける

いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、 息切れ。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。体調がよくないと感じた場合は、医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤、 痛み。
保護手袋 保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、 痛み。
顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、 咽頭痛、 腹痛。
作業中は飲食、喫煙をしない。
食事前に手を洗う。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。
吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具: 自給式呼吸器付完全保護衣。
・こぼれた物質を真空掃除機で吸引する。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・食品や飼料、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・涼しい場所。
・20℃以下で保存し、30℃を超えてはならない。
・乾燥。
・密封。
・換気のよい場所に保管。
・安定化した状態でのみ貯蔵。
・至適pH安定化に関する「注」参照。
・ステンレス、スチール、ポリエチレンで保存。

・気密。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T
 R : 21-25-36/38-43
 S : 1/2-3-22-36/37-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:どくろ-健康有害性
  飲み込むと有毒
  皮膚に接触すると生命に危険
  皮膚刺激
  重度の眼刺激
  アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
  生殖能または胎児への悪影響の恐れの疑い
  水生生物に対して有害

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0424 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

シアナミド ICSC番号:0424











物理的状態; 外観:
無色、吸湿性、潮解性の結晶

物理的危険性:


化学的危険性:
反応性に富んだ化合物。減圧蒸留で爆発の可能性。自然に重合することがある。40度を以上で激しく熱を放出しながら二量化する。二量化反応は微量の塩基により促進される。 酸やアルカリ、水分と接触すると分解し、有毒なフューム(アンモニア、窒素酸化物、シアン化合物など)を生じる。酸、強酸化剤、強還元剤と反応し爆発および中毒の危険をもたらす。金属(スチール、銅、アルミニウムなど)を侵す。

許容濃度:
TLV:2 mg/m3 (TWA) (ACGIH 2007)。

EU OEL:0.58 ppm; 1 mg/m3 (TWA); (皮膚) (EU 2006)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、および経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
この物質は眼、皮膚を強く刺激する。気道を刺激する。(「注」参照)。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

物理的性質
・沸点:83℃(0.067kPa)
・融点:44℃(260℃で分解する)
・比重(水=1):1.28
・水への溶解度:85 g/100 ml(25℃)
・蒸気圧:0.5 Pa(20℃)
・引火点:141℃
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・二量化や分解を防ぐため、pH調整緩衝液で安定させる。
・長期間保存してあるものや汚染されたものは、分解の臨界温度に達するのを防ぐため、水で少なくとも3倍希釈する。
・少量であってもアルコールと摂取すると心血管系、中枢神経系に影響を及ぼし、顔面紅潮、動悸、低血圧、過喚起を引き起こす。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・シアナミドはカルシウムシアナミドも指す。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT1-III
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)3;
付加情報


ICSC番号:0424
更新日:2007.11
シアナミド
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所