国際化学物質安全性カード
1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン
ICSC:0416
1-CHLORO-2,4-DINITROBENZENE
ピアレビュー:2015/06/26
1,3-ジニトロ-4-クロロベンゼン
2,4-ジニトロフェニルクロライド
1,3-Dinitro-4-chlorobenzene
2,4-Dinitrophenyl chloride
DNCB
CAS登録番号:97-00-7
RTECS番号:CZ0525000
国連番号:3441
EC番号:610-003-00-4
EINECS番号:202-551-4
化学式:C6H3ClN2O4/C6H3Cl(NO2)2
分子量:202.6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 裸火禁止。 混触危険物との接触禁止。 「化学的危険性」参照。 水噴霧、泡消火薬剤、乾燥粉末消火剤、二酸化炭素を使用する。
爆発 空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。 摩擦や衝撃を与えない。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける! 応急処置:個人用保護具。
吸入 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 めまい。 頭痛。 息苦しさ。 吐き気。 嘔吐。 かすみ眼。 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり! 発赤。 痛み。 他の症状については、「吸入」参照。 保護手袋。 保護衣。 応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に直ちに連絡する。
充血。 痛み。 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取 腹痛。 他の症状については、「吸入」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。 口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・特殊装置(「注」参照)で、吸引、または 密閉式容器内に注意深く掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・海洋汚染物質
・EU分類
記号:T, N; R:23/24/25-33-50/53; S:(1/2)-28-36/37-45-60-61; Note:C
・国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
注意喚起語:危険
皮膚に接触すると、生命に危険
飲み込むと有害
皮膚および眼刺激
アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
血液の障害のおそれ
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性
緊急時対応 貯蔵
・NFPA(米国防火協会)コード:H(健康有害性)3;F(燃焼危険性)1;R(反応危険性)4 ・耐火設備
・強酸化剤、強塩基、強還元剤、食品や飼料およびアンモニアから離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
特徴的な臭気のある、淡い 黄色の結晶。

≪物理的危険性≫


≪化学的危険性≫
衝撃を加えると、または摩擦を加えると、または振動を加えると、 爆発的に分解することがある。 空気がなくても加熱すると、爆発することがある。 強酸化剤および強塩基と反応する。 アンモニアおよび強還元剤と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 燃焼すると、有毒で腐食性のガスやフューム(塩化水素および窒素酸化物など)を生成する。

≪許容濃度≫
TLV (NOT-ESTABLISHED):.
MAK: Sensitization of skin (SH); (DFG 2004).

≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

≪短期暴露の影響≫
本物質は、皮膚および眼を重度に刺激する。 血管に影響を与えることがある。 メトヘモグロビン生成を生じることがある。 高濃度に曝露すると、死を引き起こすことがある。

≪長期または反復暴露の影響≫
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 血液に影響を与えることがある。 ヘモグロビンの減少および血球の減少を生じることがある。

物理的性質 環境影響データ
・沸点:315℃
・融点:54℃
・密度:1.7 g/cm3 (20℃)
・水への溶解度(15℃) : 非常に溶けにくい
・蒸気圧:ほとんどない (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):7.0
・引火点:179℃
・発火温度:432℃
・爆発限界:2.0-22 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.17(概算)
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
・この物質の吸引に、家庭用掃除機を使用してはならない。特殊装置のみ使用すること
付加情報

IPCS
International
Programme on
Chemical Safety
WHO ILO EC
Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety and the European Commission
© IPCS 2004-2012
LEGAL NOTICE
Neither the EC nor the IPCS nor any person acting on behalf of the EC or the IPCS is responsible for the use which might be made of this information.

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所