国際化学物質安全性カード

シアン化カルシウム ICSC番号:0407
シアン化カルシウム
CALCIUM CYANIDE
Calcyanide
Calcyan
C2CaN2 / Ca(CN)2
分子量:92.1
CAS登録番号:592-01-8
RTECS番号:EW0700000
ICSC番号:0407
国連番号:1575
EC番号:020-002-00-5
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、水または湿った空気に触れると引火性ガスを生じる。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙水、二酸化炭素 、酸との接触禁止高温面との接触禁止
粉末消火薬剤、乾燥砂。水系消火薬剤は不可水は不可二酸化炭素は不可
爆発


身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 胸部圧迫感、錯乱、痙攣、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、意識喪失、嘔吐、脱力感。皮膚の発赤。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
「注」参照。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤、痛み。 他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。応急処置を行うときは保護手袋を着用する。
「注」参照。
発赤、痛み。
安全眼鏡、顔面シールド、粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 のど、胸の灼熱感。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。
口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ!)。医療機関に連絡する。
「注」参照。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・自給式呼吸器付化学保護衣。
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
下水に流してはならない
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
・水、湿った物質との接触を避ける。
この物質を環境中に放出してはならない

・耐火設備(条件)。
・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強酸化剤、酸、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。
・密封。

・気密。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 28-32-50/53
 S : 1/2-7/8-23-36/37-45-60-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0407 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

シアン化カルシウム ICSC番号:0407











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある無色の結晶または白色の粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
350℃以上に加熱すると分解し、有毒なフューム(窒素酸化物、シアン化水素など)を生じる。水、湿った空気、二酸化炭素、酸、酸性塩と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV:(CNとして) 5 mg/m3 (天井値); (皮膚) (ACGIH 2007)。
(訳注:詳細はACGIHのTLVs and BEIsを参照)

MAK:(CNとして、吸引性画分) 2 mg/m3; 皮膚吸収(H);ピーク暴露限度カテゴリー:(II1); 妊娠中のリスクグループ:C (DFG 2007)
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しないが、 拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。細胞内酸素代謝に影響を与え、発作を生じることがあり意識を喪失することがある。死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。

物理的性質
・融点以下350℃で分解する
・密度:1.8 g/cm
・水への溶解性:反応する
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61GT5-I-Cy
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性) 3;F(燃焼危険性) 0;R(反応危険性) 0
付加情報


ICSC番号:0407
更新日1998.11
シアン化カルシウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所