国際化学物質安全性カード

硫化カドミウム ICSC番号:0404
硫化カドミウム
CADMIUM SULFIDE
Cadmium monosulphide
Cadmium sulphide
Cadmium monosulfide
CdS
分子量:144.5
CAS登録番号:1306-23-6
RTECS番号:EV3150000
ICSC番号:0404
国連番号:2570
EC番号:048-010-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水噴霧、粉末消火薬剤。
爆発


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける

吸入 咳。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。
皮膚
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。
経口摂取 下痢、吐き気。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク。
・こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる。残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強酸化剤、強酸、食品や飼料から離しておく。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・重度の海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 45-22-48/23/25-62-63-68-53
 S : 53-45-61
 Note : E
 調剤
 Note : 1
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):III
・GHS 分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:健康有害性
  発がんのおそれ
  長期または反復暴露による腎臓、骨、呼吸器の障害
  長期的影響により水生生物に有害のおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0404 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

硫化カドミウム ICSC番号:0404











物理的状態; 外観:
淡黄色または橙色の結晶、あるいは黄〜茶色の粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒なフューム(イオウ酸化物など)を生じる。強力な酸化剤と反応する。酸と反応し、有毒なガス(硫化水素)を生成する。

許容濃度:
TLV:(Cdとして) 0.002 mg/m3 (TWA) (吸入性画分);A2 (人における発がん性が疑われる物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2007)。
(訳注:詳細はACGIHのTLVs and BEIsを参照)

MAK:(Cdおよび無機化合物) (吸引性画分);皮膚吸収(H);発がん性カテゴリー:1;生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2006)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼に機械的刺激を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
腎臓、骨、気道に影響を与え、腎臓障害、骨粗鬆症、気道の慢性炎症を生じることがある。

物理的性質
・昇華点:980℃
・密度:4.8 g/cm3
・水への溶解性:溶けない
環境に関する
データ
・食物連鎖において、とくに植物、シーフードで生物濃縮が起こることがある。
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する。

・この物質についての情報はほとんどない。ここでの健康への影響は主に他のカドミウム化合物の調査に基づくものである。
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・硫化カドミウム処理した表面を溶接やはんだ付けすると、毒性が非常に強いカドミウム酸化物を放出し、急性の肺損傷を起こすことがある (酸化カドミウム[ICSC番号 0117]参照)。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・Cadmium golden 366、Cadmium lemon yellow、Cadmium orange、Cadmium primrose 819、Cadmium yellow 10G conc.、Cadmium yellow conc. primrose、Cadmopur golden yellow N、Cadmopur yellow、Capsebon、Ferro lemon yellow はいずれも商品名である。
付加情報


ICSC番号:0404
更新日:2007.04
硫化カドミウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所