国際化学物質安全性カード

過酸化バリウム ICSC番号:0381
過酸化バリウム
BARIUM PEROXIDE
Barium dioxide
Barium superoxide
BaO2
分子量:169.3
CAS登録番号:1304-29-6
RTECS番号:CR0175000
ICSC番号:0381
国連番号:1449
EC番号:056-001-00-1
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。
可燃物、還元剤、酸との接触禁止
周辺の火災時:全ての消火薬剤の使用可。
爆発 可燃性物質、還元剤と接触すると火災や爆発の危険性がある。


身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
作業環境管理を厳密に

吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛。
「経口摂取」参照。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、皮膚熱傷、痛み。
保護手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。
発赤、痛み、かすみ眼。
安全ゴーグル、顔面シールド、または粉末の場合には呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、嘔吐、下痢。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・こぼれた物質を容器内に掃き入れ、安全な場所に移す。
おがくず他可燃性吸収物質に吸収させてはならない
この物質を環境中に放出してはならない
・特別個人用保護具:P2有害粒子用フィルター付マスク。

・可燃性物質、還元性物質、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : O, Xn
 R : 8-20/22
 S : 2-13-27
・国連危険物分類(UN Haz Class):5.1
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0381 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

過酸化バリウム ICSC番号:0381











物理的状態; 外観:
白色または灰色〜白色の粉末

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱、あるいは水や酸と接触すると分解し、酸素、過酸化水素を生じて、火災の危険性を増大させる。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:(Baとして) 0.5 mg/m3 (TWA); A4 (人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2006)。

MAK:(Baとして) 0.5 mg/m3 (吸入性画分); ピーク暴露限度カテゴリー:II(2) (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:エーロゾルの吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。神経系に影響を与えることがある。低カリウム血症を起こし、心臓障害、筋肉障害を生じることがある。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点以下800℃で分解する
・融点:450℃
・比重(水=1):5.0
・水への溶解性:溶けにくい
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−51G12
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)1;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)0;ox
付加情報


ICSC番号:0381
更新日:1999.10
過酸化バリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所