国際化学物質安全性カード

臭化アセチル ICSC番号:0365
臭化アセチル
ACETYL BROMIDE
Ethanoyl bromide
C2H3BrO / CH3COBr
分子量:122.96
CAS登録番号:506-96-7
RTECS番号:AO5955000
ICSC番号:0365
国連番号:1716
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。
火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
水との接触禁止
泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素、乾燥砂
水は不可
爆発

火災時:水を噴霧して容器類を冷却するが、この物質に水が直接かからないようにする。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける! 

吸入 腹痛、咽頭痛、咳、灼熱感、息切れ、息苦しさ
症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 痛み、発赤、水疱、皮膚熱傷
保護手袋、保護衣
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
痛み、発赤、重度の熱傷、視力喪失
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛、ショック/虚脱
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・換気。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を乾燥 砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・(個人用保護具: 自給式呼吸器付完全保護衣)。

・食品や飼料から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・乾燥。
・密封。
・床面に沿って換気。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0365 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

臭化アセチル ICSC番号:0365











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色の発煙性液体。空気に暴露すると黄変する。

物理的危険性:
この蒸気は空気より重い。

化学的危険性:
加熱すると分解し、臭化水素、臭化カルボニルを含む有毒で腐食性のフュームを生じる。水、メタノール、エタノールと激しく反応し、臭化水素を生じる。 水の存在下で、多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
この物質および蒸気は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:76℃
・融点:−96℃
・比重(水=1):1.5
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:13 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.2
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.4
・引火点:75℃
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・水などの消火薬剤と激しく反応する。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80GC3-II+III
付加情報


ICSC番号:0365
更新日:2003.05
臭化アセチル
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所