国際化学物質安全性カード

酢酸 ICSC番号:0363
酢酸
ACETIC ACID
Glacial acetic acid
Ethanoic acid
Ethylic acid
Methanecarboxylic acid
C2H4O2 / CH3COOH
分子量:60.1
CAS登録番号:64-19-7
RTECS番号:AF1225000
ICSC番号:0363
国連番号:2789
EC番号:607-002-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発 39℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。 強酸化剤と接触すると火災および爆発の危険性がある。
39℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咽頭痛、咳、灼熱感、頭痛、めまい、息切れ、息苦しさ。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 痛み、発赤、皮膚熱傷、水疱。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで15分以上皮膚を洗い流す。医療機関にただちに>連絡する。
発赤、痛み、視力喪失。重度の熱傷。
顔面シールドまたは眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関にただちに連絡する。
経口摂取 咽頭痛、灼熱感、腹痛、嘔吐、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。飲み込んで数分以内の場合、 小さなコップ1杯の水を飲ませる。医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・すべての発火源を取り除く。
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・専門家が責任を持てる状況下でのみ、こぼれた液を炭酸ナトリウムで注意深く中和する。
この物質を環境中に放出してはならない

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、強酸、強塩基、食品や飼料から離しておく。
・元の容器に貯蔵する。
・密封。
・換気のよい場所に保管。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : C
 R : 10-35
 S : 1/2-23-26-45
 Note : B
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-腐食性-感嘆符-健康有害性
  可燃性/引火性の高い液体
  蒸気を吸入すると有害
  皮膚に接触すると有害
  飲み込むと有害のおそれ
  重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  呼吸器系への刺激のおそれ
  吸入による、長期または反復暴露の場合、肺への障害
  水生生物に有害

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0363 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

酢酸 ICSC番号:0363











物理的状態; 外観:
刺激臭のある無色の液体

物理的危険性:


化学的危険性:
この物質は弱酸である。強酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。強塩基、強酸およびその他の化合物と激しく反応する。ある種のプラスチック、ゴム、被覆剤を侵す。

許容濃度:
TLV:10 ppm (TWA);15 ppm (STEL) (ACGIH 2010) 。

EU OEL:10 ppm;25 mg/m3(TWA)(EU 1991)。

暴露の経路:
全ての暴露経路において局所への重度の影響。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。吸入すると眼や気道に腐食の影響が現われてから、肺水腫を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。反復または長期のエーロゾル暴露により、肺が冒されることがある。反復または長期のエーロゾルへの暴露により、歯牙酸蝕の危険性がある。

物理的性質
・沸点:118℃
・融点:16.7℃
・比重(水=1):1.05
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:1.5 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・引火点:39℃(c.c.)
・発火温度:485℃
・爆発限界:6.0〜17 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):−0.17
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・国連番号:2789 酢酸、氷酢酸、酢酸溶液(質量パーセント濃度80%以上)。他の国連番号:2790 酢酸溶液(10〜80%酢酸)、国連危険物分類:8、国連包装等級:II-III。
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0363
更新日2010.05
酢酸
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所