国際化学物質安全性カード

水酸化カリウム ICSC番号:0357
水酸化カリウム
POTASSIUM HYDROXIDE
Caustic potash
Potassium hydrate
Potassium lye
KOH
分子量:56.1
CAS登録番号:1310-58-3

ICSC番号:0357
国連番号:1813
EC番号:019-002-00-8
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。湿気や水分に接触すると、可燃性物質の発火に十分な熱を発生する(「注」参照)。
水との接触禁止
周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発 接触すると火災および爆発の危険性がある。
「化学的危険性」参照。
混触危険物質との接触禁止

身体への暴露
粉塵の拡散を防ぐ
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛、灼熱感、息切れ。
局所排気または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 発赤、痛み、重度の皮膚熱傷、水疱。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで15分以上皮膚を洗い流す。医療機関にただちに連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。重度の皮膚熱傷。
顔面シールドまたは眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、口やのどの熱傷、 咽喉や胸の灼熱感、吐き気、嘔吐、ショック/虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。飲み込んで数分以内の場合、小さなコップ一杯の水を飲ませる。医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。
この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質をプラスチック容器内に掃き入れる。
・残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。

・食品飼料、強酸、金属類から離しておく。
・元の容器に貯蔵する。
・乾燥。
・密封。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : C
 R : 22-35
 S : 1/2-26-36/37/39-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:腐食性-感嘆符
  飲み込むと有害
  重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
  呼吸器系への刺激のおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0357 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

水酸化カリウム ICSC番号:0357











物理的状態; 外観:
白色、様々な形状の吸湿性固体

物理的危険性:


化学的危険性:
水溶液は強塩基で、酸と激しく反応し、 アルミニウム、スズ、鉛、亜鉛などの金属に対して腐食性を示し、引火性/爆発性の気体(水素[ICSC番号 0001])を生成する。アンモニウム塩と反応してアンモニアを生成し、火災の危険をもたらす。湿気や水に接触すると熱を発生する(「注」参照)。

許容濃度:
TLV:2 mg/m3 (天井値) (ACGIH 2010)。

MAK は設定されていない。

暴露の経路:
全ての暴露経路で局所への重度の影響。

吸入の危険性:
拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:1324℃
・融点:380℃
・密度:2.04 g/cm3
・水への溶解度:110 g/100 ml(非常によく溶ける)(25 ℃)
環境に関する
データ
・環境に有害な場合がある。水生生物への影響にとくに注意すること。

・他の国連番号:UN1814(水酸化カリウム水溶液)、国連危険物分類:8、国連包等級:II-III。
・作業時のどの時点でも、許容濃度(天井値)を超えてはならない。
この物質中に水を注いではならない。溶解または希釈する時は必ず水の中にこの物質をゆっくり加えること。
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)1;
付加情報


ICSC番号:0357
更新日2010.05
水酸化カリウム
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所