国際化学物質安全性カード

o-トルイジン ICSC番号:0341
o-トルイジン
o-TOLUIDINE
1-Amino-2-methylbenzene
2-Aminotoluene
o-Methylaniline
C7H9N / C6H4CH3NH2
分子量:107.2
CAS登録番号:95-53-4
RTECS番号:XU2975000
ICSC番号:0341
国連番号:1708
EC番号:612-091-00-X
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 可燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止
周辺の火災時:水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 85℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
85℃以上では、密閉系および換気。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

いずれの場合も医師に相談
吸入 紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚、錯乱、めまい、頭痛、息切れ、脱力感、痙攣、吐き気、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関にただちに連絡する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル
多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)。医療機関にただちに連絡する。
経口摂取 紫色(チアノーゼ)の唇や爪、紫色(チアノーゼ)の皮膚、めまい、頭痛、息苦しさ。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。医療機関にただちに連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない

・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・強酸化剤、強酸、食品や飼料から離しておく。
・密封。
・床面に沿って換気。
・暗所に保管。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 45-23/25-36-50
 S : 53-45-61
 Note : E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:感嘆符-健康有害性-環境
  可燃性液体
  飲み込むと有害
  蒸気を吸入すると有害
  皮膚に接触すると有害のおそれ
  重篤な眼の損傷
  遺伝性疾患のおそれ
  発がんのおそれ
  血液への障害
  水生生物に非常に強い毒性

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0341 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

o-トルイジン ICSC番号:0341











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体。空気や光に暴露すると帯赤茶色になる

物理的危険性:
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性:
加熱や燃焼すると分解し、窒素酸化物を含む有毒なフュームを生じる。強酸化剤や強酸と反応する。ある種のプラスチックを侵す。

許容濃度:
TLV:2 ppm (皮膚); (TWA) A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質);BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2009)。

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:1 ; 生殖細胞変異原性グループ:3A (DFG 2009)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃ではほとんど気化しない。しかし噴霧すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
重度に眼を刺激する。血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成する。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。
「注」参照。

長期または反復暴露の影響:
人で発がん性を示す。人で遺伝子損傷を引き起こすことがある。

物理的性質
・沸点:200℃
・融点:−16℃
・比重(水=1):1.00
・水への溶解度:1.62 g/100 ml(溶けにくい)(20 ℃)
・蒸気圧:34.5 Pa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:85℃ (c.c.)
・発火温度:480℃
・爆発限界:1.5〜7.5 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.43
環境に関する
データ
・水生生物に対して非常に強い毒性。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・暴露の程度によっては、定期検診を勧める。
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要である。指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
・m-トルイジン[ICSC番号 0342]、p-トルイジン[ICSC番号 0343]も参照のこと。
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0341
更新日2009.11
o-トルイジン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所