硫酸タリウム
ICSC:0336
THALLIUM SULFATE
ピアレビュー:2013/04/12
硫酸タリウム(I)
硫酸第一タリウム
Thallium (I) sulfate
Dithallium sulfate
Thallous sulfate
CAS登録番号:7446-18-6
RTECS番号:XG6800000
国連番号:1707
EC番号:081-003-00-4
EINECS番号:231-201-3
化学式:Tl2SO4
分子量:504.8
災害/
暴露のタイプ
一次災害/急性症状 予防 応急処置/消火活動
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 周辺の火災時:適切な消火剤を使用する。
爆発
身体への暴露 粉塵の拡散を防ぐ!
作業環境管理を厳密に!
いずれの場合も医師に相談!
吸入 咳、咽頭痛。「経口摂取」参照 。 密閉系、呼吸用保護具を使用する。 医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。「経口摂取」参照。 保護手袋、保護衣。 汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。 呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグル、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズを外す)、医療機関に連絡する。
経口摂取 腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、脱力感、痙攣、筋肉痛、麻痺、せん妄、意識喪失。「注」参照。 作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。 口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。
漏洩物処理 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスクおよび完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を密閉式の容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分をに注意深く集め、地域規則に従って保管および処理する
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは、密閉式の破損しない容器に入れる
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・海洋汚染物質
・EU分類
記号:T+, N; R:28-38-48/25-51/53;
S:(1/2)-13-36/37-45-61
・国連分類
国連危険物分類:6.1; 国連包装等級):II
・GHS分類
注意喚起語:危険
飲み込むと生命に危険
皮膚に接触すると有毒
皮膚および眼刺激
臓器の障害
長期または反復暴露による神経系の障害
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性
■ ■ ■
緊急時対応 貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・元の容器でのみ貯蔵
・密封
・強酸化剤、食品や飼料から離しておく
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
重要データ
≪物理的状態;外観≫
白色または無色の結晶。

≪物理的危険性≫

≪化学的危険性≫
加熱すると分解し、タリウムおよび硫黄酸化物などの有毒なフュームが生じる。強酸化剤と反応する。

≪許容濃度≫
TLV (Tlとして):0.02mg/m3 (TWA); (皮膚吸収); (ACGIH 2012)。
MAK (2b (MAK値は設定されていないが、資料は公表されている)):(DFG 2012)。
EU OEL:SCOEL勧告あり。
≪暴露の経路≫
体内への吸収経路:経皮および経口摂取。

≪吸入の危険性≫
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

≪短期暴露の影響≫
眼、皮膚、おそらく気道を刺激する。 胃腸管、中枢神経系および末梢神経系に影響を与えることがある。 暴露すると脱毛になることがある。 大量に経口摂取すると、心血管系、腎臓および肝臓に影響を与える場合があり、死に至ることもある。 これらの影響は遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

≪長期または反復暴露の影響≫
神経系に影響を与えることがある。 脱毛になる場合がある。
物理的性質 環境影響データ
・融点:632℃
・密度:6.77 g/cm3
・水への溶解度:4.87 g/100ml (20℃) (溶ける)
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で長期にわたり、影響を及ぼすことがある
・通常の使用でも環境中へ放出される
・不適切な廃棄などにより、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
・神経障害の症状は、2〜3日経過してから現れる
・暴露の程度によっては、定期検診を勧める
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・タリウム[ICSC番号 0077]、炭酸タリウム[ICSC番号 1221]も参照のこと
付加情報
IPCS
International
Programme on
Chemical Safety
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