国際化学物質安全性カード

1,1,2,2-テトラクロロエタン ICSC番号:0332
1,1,2,2-テトラクロロエタン
1,1,2,2-TETRACHLOROETHANE
Acetylene tetrachloride
sym-Tetrachloroethane
1,1-Dichloro-2-2,dichloroethane
C2H2_Cl4 / CHCl2CHCl2
分子量:167.9
CAS登録番号:79-34-5
RTECS番号:KI8575000
ICSC番号:0332
国連番号:1702
EC番号:602-015-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。

周辺の火災時:適切な消火薬剤を使用する。
爆発


身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 腹痛、咳、咽頭痛、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、嗜眠、錯乱、振戦、痙攣。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤、皮膚の乾燥。
「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
顔面シールド、呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、吐き気、嘔吐。
「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
吐かせる(意識がある場合のみ!)。安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・換気。
この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。
・強塩基、アルカリ金属、食品や飼料から離しておく。
・涼しい場所。
・暗所に保管。
・密封。
・換気のよい場所に保管。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T+, N
 R : 26/27-51/53
 S : 1/2-38-45-61
・国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0332 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

1,1,2,2-テトラクロロエタン ICSC番号:0332











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重い。

化学的危険性:
加熱や空気、紫外線、湿気の影響により分解し、塩化水素、ホスゲンを含む有毒で腐食性のガスを生じる。プラスチック、ゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:1 ppm (TWA); (皮膚); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質) (ACGIH 2007) 。
(訳注:詳細はACGIHのTLVs and BEIsを参照)

MAK:1 ppm, 7.0 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2)皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:3B; 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2007)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、肝臓、腎臓に影響を与え、中枢神経系の機能低下、機能障害を生じることがある。意識喪失を生じることがある。死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:
この液体は皮膚の脱脂を起こす。中枢神経系、肝臓に影響を与え、機能障害を生じることがある。

物理的性質
・沸点:146℃
・融点:−44℃
・比重(水=1):1.59
・水への溶解度:0.29 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:647 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.8
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.39
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

・アルコール飲料の使用により有害作用が増大する。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−61S1702 or 61GT1-II
付加情報


ICSC番号:0332
更新日2005.04
1,1,2,2-テトラクロロエタン
© IPCS, CEC, 1993

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