国際化学物質安全性カード

ピリジン ICSC番号:0323
ピリジン
PYRIDINE
Azine
Azabenzene
C5H5N
分子量:79.1
CAS登録番号:110-86-1
RTECS番号:UR8400000
ICSC番号:0323
国連番号:1282
EC番号:613-002-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、大量の水、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
充填、取り出し、取扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。
身体への暴露


吸入 咳、めまい、頭痛、吐き気、息切れ、意識喪失。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり
発赤、灼熱感。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み。
安全眼鏡、顔面シールド。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、下痢、嘔吐、脱力感。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液やこぼれた液を密閉式の容器に出来る限り集める。
・残留液を砂または不活性吸収物質に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
・特別個人用保護具:自給式呼吸器。

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、強酸から離しておく。
・涼しい場所。
・乾燥。
・密封。

・EU分類
 記号 : F, Xn
 R : 11-20/21/22
 S : 2-26-28
・国連危険物分類(UN Haz Class):3
・国連包装等級(UN Pack Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0323 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ピリジン ICSC番号:0323











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒なフューム(窒素酸化物、シアン化水素[ICSC番号 0492])を生じる。弱塩基である。強酸化剤、強酸と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:1 ppm (TWA);A3 (動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質 (ACGIH 2006)。
(訳注:詳細は ACGIH の TLVs and BEIs を参照)

MAK:5 ppm, 16 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2) (DFG 2006)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。中枢神経系、胃腸系に影響を与えることがある。許容濃度を超えて暴露すると、意識が低下することがある。

長期または反復暴露の影響:
中枢神経系、肝臓、腎臓に影響を与えることがある。

物理的性質
・沸点:115℃
・融点:−42℃
・比重(水=1):0.98
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:2.0 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.73
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.03
・引火点:20℃ (c.c.)
・発火温度:482℃
・爆発限界:1.8〜12.4 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.65
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・ピリジンは一般にTLV 以下の濃度でも臭気は充分に感じられる。しかし臭気に対する知覚は急速に消失する。
・暴露の程度によっては、定期検診が必要である。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−98
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0323
更新日:2000.04
ピリジン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所