国際化学物質安全性カード

プロピレンイミン ICSC番号:0322
プロピレンイミン
PROPYLENEIMINE
2-Methylaziridine
Methylethylenimine
C3H7N
分子量:57.1
CAS登録番号:75-55-8
RTECS番号:CM8050000
ICSC番号:0322
国連番号:1921 (抑制剤入り)
EC番号:613-033-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙酸との接触禁止
水噴霧、水溶性液体用泡消火薬剤、粉末消火薬剤。二酸化炭素は不可
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。酸、酸化剤と接触すると火災および爆発の危険性がある。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。防爆用工具を使用する。
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 咳、咽頭痛、灼熱感、息切れ、息苦しさ、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛。症状は遅れてあらわれることがある。
密閉系。
新鮮な空気、安静。半座位。医療機関にただちに連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤。
他の症状については「吸入」参照。
保護手袋、保護衣。
15分以上多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼。
顔面シールドまたは眼用保護具と呼吸用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 咽頭痛。
他の症状については「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・すべての発火源を取り除く。
・換気。
・漏れた液をふた付きの容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。

・耐火設備(条件)。
・酸、酸化剤、食品や飼料から離しておく。
・涼しい場所。
・床面に沿って換気。
・元の容器に貯蔵する。
・安定化した状態でのみ貯蔵。

・気密。
・破損しない包装。破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : F, T+, N
 R : 45-11-26/27/28-41-51/53
 S : 53-45-61
 Note : E
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):6.1
・国連包装等級(UN Packing Group):I
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-どくろ-健康有害性
  引火性の高い液体および蒸気
  飲み込むと生命に危険
  蒸気を吸入すると生命に危険
  皮膚に接触すると生命に危険
  皮膚刺激
  強い眼刺激
  発がんのおそれ

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0322 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

プロピレンイミン ICSC番号:0322











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色、油状の発煙性液体

物理的危険性:
蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
酸の影響下で重合するすることがあり、火災や爆発の危険を伴う。加熱すると分解し、窒素酸化物を含む有毒なフュームを生じる。ある種のプラスチック、被覆剤、ゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:0.2 ppm (TWA); 0.4 ppm (STEL); (皮膚); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質)(ACGIH 2010)。

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:2 ; 生殖細胞変異原性グループ:3B(DFG 2009)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入および経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
重度に眼、皮膚および気道刺激する。吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。
医学的な経過観察が必要である。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。

長期または反復暴露の影響:
人で発がん性を示す可能性がある。

物理的性質
・沸点:67℃
・融点:−63℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:14.9 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.0
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.21
・粘度:0.6 mm2/s(25℃)
・引火点:−18℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.13
環境に関する
データ

・この物質は可燃性で引火点<61℃であるが、文献では爆発限界は不明である。
・二酸化炭素などの消火薬剤と激しく反応する。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・類似物質のデータはこの物質の環境への影響があるかもしれないことを示している。
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
付加情報


ICSC番号:0322
更新日2010.05
プロピレンイミン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所