国際化学物質安全性カード

ピペリジン ICSC番号:0317
ピペリジン
PIPERIDINE
Hexahydropyridine
Azacyclohexane
Pentamethyleneimine
C5H11N / CH2(CH2)4NH
分子量:85.2
CAS登録番号:110-89-4
RTECS番号:TM3500000
ICSC番号:0317
国連番号:2401
EC番号:613-027-00-3
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、大量の水、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。充填、取り出し、取扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に! 
いずれの場合も医師に相談
吸入 灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 吸収される可能性あり!発赤、皮膚熱傷、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感、息苦しさ、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 多量の水を飲ませる。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器)。

・耐火設備(条件)。
・強力な酸化剤、酸、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。

・EU分類
 記号 : F, T
 R : 11-23/24-34
 S : 1/2-16-26-27-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Packing Group):I

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0317 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

ピペリジン ICSC番号:0317











物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の液体

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある;遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると分解して、窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。中程度の強さの塩基である。酸化剤と激しく反応する。ジシアノフラザン、N-ニトロソアセトアニリド、1-ペルクロリル-ピペリジンと激しく反応し、爆発 の危険をもたらす。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。高濃度の蒸気を吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:106℃
・融点:−7℃
・比重(水=1):0.86
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:5.3 kPa(29.2℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.0
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.10
・引火点:16℃(C.C.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.84
環境に関する
データ

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者による適切な吸入療法の迅速な施行を検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80GCF1-I
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)3;
付加情報


ICSC番号:0317
更新日:2003.11
ピペリジン
© IPCS, CEC, 1993

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