国際化学物質安全性カード

メチルジクロロシラン ICSC番号:0297
メチルジクロロシラン
METHYLDICHLOROSILANE
Dichloromethylsilane
Monomethyldichlorosilane
CH4Cl2Si / CH3SiHCl2
分子量:115.0
CAS登録番号:75-54-7
RTECS番号:VV3500000
ICSC番号:0297
国連番号:1242
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙高温面との接触禁止
AFFF(水性膜泡消火薬剤)、粉末消火薬剤、二酸化炭素。水系消火薬剤は不可水は不可
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。充填、取り出し、取扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却するが、水が直接かからないようにする。
身体への暴露
作業環境管理を厳密に

吸入 灼熱感、咳、咽頭痛、息苦しさ、息切れ。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。「注」参照。
皮膚 発赤、水疱、痛み、皮膚熱傷。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 灼熱感、腹痛、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。吐かせない。 何も飲ませない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・漏れた液を密閉式の乾燥容器に集める;プラスチック容器の使用不可。
・残留液を砂または不活性吸収物質に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
液体に向けて水を噴射してはならない
・(特別個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣)。

・耐火設備(条件)。
・酸化剤、食品や飼料、混触危険物質から離しておく。
・「化学的危険性」参照。
・涼しい場所。
・乾燥。
・密封。
・不活性ガス下に保管。

・気密。
・破損しない包装;破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる。
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・国連危険物分類(UN Haz Class):4.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3 and 8
・国連包装等級(UN Pack Group):I
重要データは次ページ参照
ICSC番号:0297 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

メチルジクロロシラン ICSC番号:0297











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色の液体

物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある;遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
高温面や炎に触れると分解して、有毒で腐食性のフューム(塩化水素、ホスゲンなど)を生成する。塩基と接触すると分解して、引火性で爆発性のガス(水素[ICSC番号0001])を生じる。酸化剤と激しく反応する。水と激しく反応し、塩化水素[ICSC番号0163]を生成する。過マンガン酸カリウム、酸化鉛(II)、酸化銅、酸化銀が存在すると反応し、火災や爆発の危険をもたらす。水の存在下で、多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。蒸気を吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。死に至ることがある。医学的な経過観察が必要である。「注」参照。

長期または反復暴露の影響:


物理的性質
・沸点:41℃
・融点:−92℃
・比重(水=1):1.1
・水への溶解性:反応する
・蒸気圧:47.1 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.97
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):2.38
・引火点:−22℃(C.C.)
・発火温度:290℃
・爆発限界:2.4〜55 vol%(空気中)
環境に関する
データ

・水などの消火薬剤と激しく反応する。
・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者が、適切なスプレー剤を直ちに使用することを検討する。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−43S1242
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)2;W
付加情報


ICSC番号:0297
更新日:2002.03
メチルジクロロシラン
© IPCS, CEC, 1993

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