国際化学物質安全性カード

エチレンジアミン ICSC番号:0269
エチレンジアミン
ETHYLENEDIAMINE
1,2-Diaminoethane
1,2-Ethanediamine
Dimethylenediamine
H2NCH2CH2NH2 / C2H8N2
分子量:60.1
CAS登録番号:107-15-3
RTECS番号:KH8575000
ICSC番号:0269
国連番号:1604
EC番号:612-006-00-6
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性である。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームやガスを放出する。
裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素。
爆発 34℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
34℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。
火災時:ドラム缶などに水を噴霧して冷却する。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける

吸入 灼熱感、咳、息切れ、咽頭痛、喘鳴。
換気、局所排気、または呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤、皮膚熱傷、痛み。
保護手袋、保護衣。
汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
発赤、痛み、かすみ眼、重度の熱傷。
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 腹痛、灼熱感、ショックまたは虚脱。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。吐かせない
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・換気。
・すべての発火源を取り除く。
・漏れた液をふた付きの容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
この物質を環境中に放出してはならない
・特別個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤、酸、塩素化有機化合物、食品や飼料から離しておく。
・乾燥。

・食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
・EU分類
 記号 : C
 R : 10-21/22-34-42/43
 S : 1/2-23-26-36/37/39-45
・国連危険物分類(UN Hazard Class):8
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3
・国連包装等級(UN Packing Group):II

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0269 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

エチレンジアミン ICSC番号:0269











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無〜黄色の吸湿性液体

物理的危険性:


化学的危険性:
燃焼すると分解し、有毒なフューム(窒素酸化物)を生じる。中程度の強さの塩基である。塩素化有機化合物、強力な酸化剤、酸と激しく反応する。

許容濃度:
TLV:10 ppm (TWA);(皮膚);A4 (人における発がん性が分類できていない物質) (ACGIH 2006)。

MAK:IIb (MAK値は設定されていないが、資料は公表されている); 気道および皮膚感作 (Sah) (DFG 2006)。
(訳注:詳細はDFGのList of MAK and BAT valuesを参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を起こすことがある。 反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある。反復または長期の吸入により、喘息を起こすことがある。

物理的性質
・沸点:117℃
・融点:8.5℃
・比重(水=1):0.9
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:1.4 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:34℃ (c.c.)
・発火温度:385℃
・爆発限界:2.5〜16.6 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):−1.2
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性がある。

・喘息の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと。
作業衣を家に持ち帰ってはならない
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−80S1604
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)3;F(燃焼危険性)2;R(反応危険性)0
付加情報


ICSC番号:0269
更新日:2003.05
エチレンジアミン
© IPCS, CEC, 1993

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国立医薬品食品衛生研究所