国際化学物質安全性カード

エチルベンゼン ICSC番号:0268
エチルベンゼン
ETHYLBENZENE
Ethylbenzol
Phenylethane
EB
C8H10/C6H5C2H5
分子量:106.2
CAS登録番号:100-41-4
RTECS番号:DA0700000
ICSC番号:0268
国連番号:1175
EC番号:601-023-00-4
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 引火性が高い。

裸火禁止、火花禁止、禁煙
粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素。
爆発 蒸気/空気の混合気体は爆発性である。
密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。
充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない
火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。
身体への暴露
ミストの発生を防ぐ! 

吸入 咳、咽頭痛、めまい、嗜眠、頭痛。
換気、局所排気、呼吸用保護具。
新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚 発赤。
保護手袋。
汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
発赤、痛み。
安全ゴーグル。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取 咽喉、胸部の灼熱感。
「吸入」参照。
作業中は飲食、喫煙をしない。
口をすすぐ。
吐かせない。医療機関に連絡する。
漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク。
・換気。
・漏れた液をふた付きの容器に集める。
・残留液を砂または不活性吸収剤に吸収させて安全な場所に移す。
下水に流してはならない
物質を環境中に放出してはならない

・耐火設備(条件)。
・強酸化剤から離しておく。
・消火により生じる流出物を収容するための用意。
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。

・EU分類
 記号 : F, Xn
 R : 11-20
 S : 2-16-24/25-29
・国連危険物分類(UN Hazard Class):3
・国連包装等級(UN Packing Group):II
・GHS分類
  注意喚起語:危険
  シンボル:炎-感嘆符-健康有害性
  引火性が高い液体と蒸気
  飲み込むと有害のおそれ
  蒸気を吸入すると有害
  軽度の皮膚刺激
  眼刺激
  発癌のおそれの疑い
  呼吸器系への刺激のおそれ
  眠気やめまいのおそれ
  飲み込んだり気道に入ると有害のおそれ
  水生生物に対して毒性

重要データは次ページ参照
ICSC番号:0268 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993












国際化学物質安全性カード

エチルベンゼン ICSC番号:0268











物理的状態; 外観:
芳香を持つ無色の液体

物理的危険性:
蒸気は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。

化学的危険性:
強酸化剤と反応する。プラスチックやゴムを侵す。

許容濃度:
TLV:100 ppm (TWA); 125 ppm (STEL); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質); BEI(生物学的暴露指標)記載あり (ACGIH 2007)

MAK:皮膚吸収(H); 発がん性カテゴリー:3A (DFG 2006)

EU OEL:442 mg/m3, 100 ppm (TWA); 884 mg/m3, 200 ppm (STEL); (皮膚) (EU 2006)

暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや遅く有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚、気道を刺激する。液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。中枢神経に影響を与えることがある。許容濃度を超えて暴露すると、意識低下を引き起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
人で発がん性を示す可能性がある。腎臓 および 肝臓に影響を与えることがある。機能障害を生じることがある。皮膚との反復接触により、乾燥やひび割れを起こすことがある。

物理的性質
・沸点:136℃
・融点:−95℃
・比重(水=1):0.9
・水への溶解度:0.015 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:1.24 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.02
・粘度, 0.6 mm2/s (25℃)
・引火点:18℃ (c.c.)
・発火温度:432℃
・爆発限界:1.0〜6.7 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.1
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。
・環境中に放出しないように強く勧告する。

・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−305 1135 or 30GF1- I+II
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)2;F(燃焼危険性)3;R(反応危険性)0;
付加情報


ICSC番号:0268
更新日:2007.11
エチルベンゼン
© IPCS, CEC, 1993

ICSCホームページへもどる

国立医薬品食品衛生研究所